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リューター(Leutor)

概要

リューター(Leutor)とは、日本精密機械工作株式会社が製造する電動切削工具のブランド名、またはその製品群のうちのハンドグラインダーに類似した精密グラインダーを指す一般名称である。ルータと呼称される場合もあるが、ルータ (工具)(Router)との区別のため本項ではリューターで統一する。

名称

1947年ドレメル 「モートツール」の広告 1947年ドレメル 「モートツール」の広告

1938年に時計やカメラの精密部品のメーカーとして設立した日本精密機械工作株式会社が、1954年に開発したハンドグラインダーに「リューター2型」と名付けたのが始まりとされる。リューターと言う名前は同社の創業者の名前「龍太郎」にちなんで命名された。現在ではハンドグラインダーのほか、超音波研磨装置や精密卓上ボール盤も、このブランドの一製品として製造されている。

細身で握りやすいハンドグラインダーは、彫金や木彫、模型製作、ネイルアート、グラスリッツェン(ガラス工芸)などの専門業者やホビー愛好家の間で重宝され、「リューター」は一般名詞化した。

日本精密機械工作株式会社は「リューター」をブランドと宣言し、商標登録を1993年に出願して1996年に登録第3162001号「Leutor」(呼称、ルーター/国際分類7類・金属加工機械器具)の英語表示で登録されている。類似の精密グラインダーを商品化しているメーカーとそれぞれの商品名は次の通りである。

・1977年設立のドイツPROXXON(プロクソン)は、「ロータリーツール」
・1932年設立のアメリカDREMEL(ドレメル)は、1945年頃より開発し商品名を「モートツール」から「マルチプロ」へと変え、現在「ハイスピードロータリーツール」としている。
・Mr.Meisterは、「ハンドピースグラインダー」
・リョービは、「ホビールータ」・ミニターは、「ミニモ ハンドピース」
・アルゴファイルジャパンは、「マイクロモーターシステム」

特徴

一般に、リューターは約5,000から約35,000回転/分(rpm)の固定回転速度または無段階変速で回転し、コレットによるチャック装置で各種先端工具を保持する。 主な先端工具によりできる加工内容は次の通りである。

彫刻カッター 非鉄金属、木工の溝加工、穴加工
軸付砥石 研磨、バリ取り、面取り加工、サビ取り
研磨ホイール・研磨チップ ツヤ出し、鏡面仕上げ
剛毛ブラシ 宝飾品、精密機械の磨き・クリーニング
ワイヤーブラシ 錆取り、表面クリーニング
ドリルビット 木材や革細工などの穴加工
切断砥石 木工、ガラス、プラスチック、針金等の切断
本来のブランドであるリューターは電動工具の製品群であるが、モーターの代わりに圧搾空気を動力源としたものを「エアリューター」と呼ぶ例もある。
[Wikipediaから引用]