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ABS樹脂

概要

ABS樹脂(エービーエスじゅし)とはアクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂の総称。CAS番号9003-56-9。ABSは原料の頭文字に由来する。常用耐熱温度は70~100℃。

特徴

・熱可塑性
・常用耐熱温度は70~100℃。
・外観は常温で薄い肌色の固体。各成分の屈折率を同調させたグレードは薄黄色掛かった透明。
・剛性、硬度、加工性、耐衝撃性、曲げ疲労性など機械的特性のバランスに優れる。原料の配合比率を調整して、それぞれの特性を強調することも可能。
・表面の美観に優れる。また、印刷特性にも優れる。
・良好な流動性を持ち、薄肉品などの成形性が良い。
・有機溶剤には可溶だが、酸性溶液やアルカリ溶液には不溶。
・耐候性はあまりよくなく、長時間直射日光を当て続けると劣化する。
・一般に耐薬品性には劣り、アルコール類、鉱物油、強酸、強アルカリなどの付着により劣化し、ケミカルクラックの要因となる。

用途

歴史
1954年アメリカのU.S.Rubber社で始めて企業化されたABS樹脂は、その高機能性からエンジニアリングプラスチックに分類され、種々の機器の筐体や内装、建材など広い分野で採用された。難燃性樹脂への改質も容易だったため、テレビなど電気機器にも広く採用された。また、ポリカーボネートなどの流動性改良を目的としたアロイ化の主材料としても広く活用されて来た。近年はHIPSの難燃化や金型技術の向上により外装分野こそ取って替わられつつあるが、繊維強化グレードなどの開発により機構部品などの分野で依然として多く活用されている。

使用例
家電や電気電子製品の各種外装・筐体・機構部品類、自動車パネルなど内装部品、文具・雑貨類、事務用家具部材、ブラシの柄など。学校教育で使用されるリコーダーなど、楽器にも使用されている。 また模型の可動部部品や、樹脂製の鉄道模型の車輪や透明部品を除いた大部分など、さまざまな用途で使用される。

[Wikipediaから引用]