模型付きマガジン・特選商品を買うなら、ホビー好きが集まる、ホビコム by デアゴスティーニ

トミカ

トミカ (Tomica) は1970年(昭和45年)からタカラトミー(旧・トミー)のTOMYブランドより販売されている車玩具である。2010年(平成22年)に誕生40周年を迎えた。

概要

プラレールとともにトミー時代からの主力商品であり、販売開始当初から老若男女を問わず愛され続けてきている。同社のプラレールと組み合わせて遊べるように製作されており、プラレールと組み合わせた商品も存在する。年に一度、主要都市等で開催される愛好者向けイベント「トミカ博」は、「プラレール博」と共にトミー(現・タカラトミー)の重要なイベントであり、多くの来場者を集めている。

トミカが発売された1970年当時、国産車のミニカーといえばダイヤペット(米沢玩具⇒現・アガツマ)やモデルペット(アサヒ玩具)に代表される標準スケールが中心であり、小スケールミニカーは細々と輸入される海外ブランドしか存在しなかった。この状況に目をつけ、国産車の本格的小スケールミニカーとして発売されたのがトミカである。

トミカは当時小スケールミニカーの第一人者であった「マッチボックス」を参考としており、番号による入換制、アルミ箔を押し付けたホットスタンプと呼ばれる細いホイールと板ばねによるサスペンション機構、ドアやトランクなどのギミック可動は当時のマッチボックスに範を取ったものである。

トミカは発売後大成功を収め、前述のダイヤペットからも小スケールで「チェリカ」というライバル製品も発売されるほど多大な影響を与えた。

手ごろな価格と実車に忠実な造形からコレクションの対象とする人も多く、現在では世界中にコレクターが存在し、絶版トミカを扱う専門ショップも全国に点在している。

製品

トミカ
1970年から発売されている通常シリーズ。殆どの車種に、可動アクションと、車軸のピアノ線を用いた擬似的なサスペンションが設けられていることが大きな特徴。乗用車では側面ドアやテールゲート、働く車では車種に応じた可動機構(ないものもある)がつく。

実車の大きさを問わず、統一サイズのパッケージを基準に製作されている。縮尺は各車種で異なり、乗用車は大体1/60スケール前後程度で、働く車などは車種によって縮尺が変わる。

当初は国産車のみだったが1976年に外国車シリーズが追加。一時期は国産車110台・外国車70台で両者合わせて180台のラインナップだったが、1980年に国産車80台・外国車40台の120台体制に縮小。1988年に外国車シリーズが国産車に統合される形で廃止となり120番体制となった。2009年1月からは後述するロングトミカシリーズが通常品の続番で登場し、2010年2月現在は140番体制となっている。

同種の他社ミニカーとの違いとして、乗用車以外のラインナップが充実している点が挙げられる。消防車やショベルカー、ごみ収集車といった働く車の定番から変わったところでは鉄道車両、ホバークラフト、フェリー、ヘリコプターといった、自動車以外の乗り物までラインナップされている。レーシングカーに関しては長年、長谷見昌弘のスポンサーをつとめている関係から、彼が乗ったマシンやハセミモータースポーツのマシンを中心に製品化されている(詳細は長谷見昌弘#トミカの項を参照)。

トミカリミテッド
現在までに約800車種が製造・販売されており、メーカーによるギフトセットやアソート品、企業や団体・ミニカーショップの特注品、さらに生産国やホイールやシャーシ違いなど、数多くのバリエーションが存在している。2010年までの総生産台数は5億3800万台にのぼる。

年間で発売される車種は、現在では24台前後である。発売当初から1999年までは発売日が特に定められておらず、新車情報は毎年刊行されるカタログなどで告知されるのみだったが、2000年以降は毎月第3土曜日を「トミカの日」と制定して、通常2種の新車が必ず発売されることとなった。

当初は日本国内のみの発売だったが、1974年からは「pocket cars」のブランド名でアメリカおよびヨーロッパへの輸出を開始、1980年代前半まで(途中から「TOMICA」の名称に変更)発売が続いた。現在は日本以外に香港・台湾・韓国等のアジア圏で発売されているほか、2010年6月からはヨーロッパ、10月からはアメリカでの販売を再開した。

2001年4月から始まった新シリーズで、塗装、パーツ、タイヤ、ホイールなどをよりリアルに仕上げたもの。大人向けのトミカとして割り切って作られ、クルマに対する思い入れを共感できるような車種構成となっている。通常品の改装品がほとんどだが、中にはこのシリーズ向けに金型を新造したものもある。当初は国産の旧型車種だけだったが、次第に外国車や商用車、レーシングカーなどがモデル化されるようになった。2005年4月 – 2006年6月の間はSUPER GTで活躍する車種が専門的にモデル化されていた。トミカと同様新車発売日が制定されており、発売は通常品より一週遅れの毎月第4土曜日となる。なお、2002年には後述するトミカダンディの金型を流用し、塗装やパーツなどをリアルに仕上げた「トミカリミテッドSシリーズ」が発売された。

トミカリミテッドの発売以降、それまで玩具扱いされていた小スケールミニカーも観賞用モデルが登場するようになり、その後各社から同様のミニカーが発売されるようになった

ロングトミカ
1976年に誕生した独立品番のシリーズで、トレーラートラックやタンクローリー、バスといった長尺の車種がメインに製品化された。1994年に生産中止となったが、2009年1月に新シリーズとしてロングトレーラーや大型建機、新幹線などが発売された。新シリーズの車番は通常品の続きで、№121から№140までの20台がラインナップされている。

トミカダンディ
1972年から発売された標準スケールのミニカーシリーズ。トラック、バス等も存在し当初はスケールがまちまちだったが、1977年以降1/43スケールに統一された。トミカと同様さまざまな車種がラインナップされ、スケールが拡大された分ディテールやギミックも充実していたが、1994年に生産中止となった。なお同ブランドは2001年にトミカ30周年を記念して復刻、その後も何度か復刻生産をしている。

動力系トミカ
手動で走らせる通常のトミカとは異なる、電池やゼンマイなどを使用し自走する商品も存在している。いずれのブランドも動力を搭載する関係からか、通常のトミカよりも一回り大きい。

テコロジートミカ
2010年にトミカ40周年を記念して発売された新シリーズで、商品名は「手ころがし」+「エコロジー」の造語。内蔵の超小型発電ユニットにより、手で転がすとライトが点滅する仕組みとなっている。通常のトミカと同じサイズで、車種は商品の性質上緊急車両が多い。このシリーズは製造をタイで行っている。

サウンド系トミカ
トミカには自ら音声を発するシリーズも存在している。通常品の流用で、以下の3シリーズと、トミカではなく基地や駅が音声を発する「αトミカ」シリーズが過去に発売されている。
[Wikipediaから引用]