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ミニチュアゲーム

ミニチュアゲーム (Miniatures game, Miniature wargaming) は、兵士や兵器などの模型を使った、ウォーシミュレーションゲームの一形態である。アクチュアル・シミュレーション(・ウォーゲーム)とも呼ばれる。

概要

ミニチュアゲームでは小形の立体模型を駒として使用し、テーブルや床の上、本格的なものでは戦場を再現したディオラマを使用する。地形を描いたボードと平面の駒を使用する通常のウォーシミュレーションゲームとはこの点で区別される場合が多い。駒の移動などの際には主に紙製や布製のテープメジャーで距離を計測する。

駒(ミニチュア、フィギュアと呼ばれる)は一定の縮尺(スケール)で統一されたものが使用される。代表的なスケールには10mm、25mm、28mmといったものがある(これは通常の大人の身長がこのサイズになる目安)。

ミニチュアゲームの販売元はルールとは別にゲームで使用する駒(金属製、プラスチック製が主流)を販売しており、通常はミニチュアゲームのプレイヤーはこれを必要数購入して、各々が組立、塗装を行いゲームで使用する。

いくつかのミニチュアゲームは世界中で広く展開しており、特に「ゲームズワークショップ」の「ウォーハンマー:ファンタジーバトル」「ウォーハンマー40,000」、そして「指輪物語」をベースにしたミニチュアゲームが著名である。アメリカやイギリス、日本の大都市には専門店も存在する。

歴史

19世紀より子供の遊びとして、スズの兵隊を用いて会戦を再現するなど、ボード・ウォーゲームの誕生より古くから存在する娯楽である (ウォー・シミュレーションゲーム#歴史も参照) 。

1970年代になり、本格的なミニチュアゲームが商業製品として広く開発されるようになった。

ルール

ルールは縮尺により様々で、一つの駒が一つの兵士を扱う場合もあれば、分隊、小隊、あるいはそれ以上の単位を駒としてあつかうこともある。多くのミニチュアゲームルールが存在しており、いくつかはインターネットで無償公開されている。

ボード形式のウォーシミュレーションゲームは歴史上のシナリオを再現するものが一般的だが、ミニチュアゲームでも歴史上の軍勢の交戦を再現するアプローチがある一方で、ファンタジー世界の魔法使い、サイエンスフィクションの宇宙船、などといったフィクションの世界での戦闘を再現するものも多い。

コレクタブルミニチュアゲーム

コレクタブルミニチュアゲーム (collectible miniatures game) とは21世紀になってから登場したミニチュアゲームの新しい形態である。日本ではトレーディングフィギュアゲームと呼ばれる事もある。

コレクタブルミニチュアゲームはトレーディングカードゲームの販売形式をミニチュアゲームに取り込んだもので、成形彩色済みのプラスチック製フィギュアを集めてゲームを行うものである。多くのコレクタブルミニチュアゲームはトレーディングカードゲームと同じく商品の入った箱を開けるまでは何のミニチュアが入っているかわからないようになっており、好みのミニチュアユニットを手に入れるためにはそれなりに資金をつぎ込まなくてはならない。

従来のミニチュアゲームは模型から派生したものなため、「自分で組み立てて塗装したミニチュアを使って遊ぶ」というものを基本にしており、ミニチュアを「作る」作業もまたユーザーに提供される楽しみの一つとされてきた。コレクタブルミニチュアゲームはその要素を完全にスポイルしてしまっているため、それまでのミニチュアゲームとは別物の様相も強いのだが、塗装や工作が苦手で今までミニチュアゲームに手を出せなかった多くのユーザーには好意的に受け入れられた。

コレクタブルミニチュアゲームに属するゲームで著名なものには「メイジナイト」、「メックウォーリアー:ダークエイジ」、「HeroClix」、「ダンジョンズ&ドラゴンズ ミニチュアゲーム」などがある。

日本での展開

「ウォーハンマー:ファンタジーバトル」、「ウォーハンマー40,000」が2000年代初頭に日本での展開を開始し、コレクタブルミニチュアゲームでは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の「ダンジョンズ&ドラゴンズ ミニチュアゲーム」や、WizKids社の「メイジナイト」、「メックウォーリアー:ダークエイジ」、「ドリームブレイド」などが展開された。

日本オリジナルのミニチュアゲームも少数だが存在する。ワールドタンクミュージアムの戦車ミニチュアを使ったミニチュアゲームである「ワールドタンクバトルズ」(国際通信社)や「ワールドタンクディビジョン」(タカラ)、ガンダムコレクションのモビルスーツミニチュアを使ったミニチュアゲームである「ガンダムコレクション・タクティカルコンバット」(ホビージャパン)などがある。他にも、トレーディングカードゲームとミニチュアゲームを組みあせたようなものもあり、美少女ゲームをモチーフにした「プリンパペット」(TI東京)やゾイドシリーズをモチーフにした「ゾイドバトルカードゲーム」(タカラトミー)などがある。

なお、かつてツクダホビーが『機動戦士ガンダム』のモビルスーツを中心としたメカ・キャラクターのホワイトメタル製フィギュア『ガンダムメタルコレクション』シリーズを発売していた際に、購入者を対象としてミニチュアゲームのルールブックを有料配布した事がある。これは同商品をコマ(ユニット)として利用するものだったが2種類のサイズ(54mmと40mm)で展開されている商品を混在させて遊ばせるのが前提で、またコマ間の距離計測に一般的な定規を使うよう指示されているなどゲームシステムは簡素化されていた。そのため必ずしも『~メタルコレクション』でなければ遊べないという訳ではなく、同社から発売されていた『機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション』(『~メタルコレクション』40mmシリーズのプラスチック版とでもいうべき商品)やガンプラをコマとしてプレイする事も可能だった。

このように多くは原作モノ、もしくはタイアップモノであるが、「バトルブレイク」(バンダイ)のようにミニチュアゲームとしてのオリジナル製品もわずかながら存在する。

主なミニチュアゲーム

<SF >
アーバンウォー
ウォーハンマー40,000
スター・ウォーズ ミニチュア – コレクタブルミニチュアゲーム。
バトルブレイク – コレクタブルミニチュアゲーム。
ヘビーギア
メックウォーリアー:ダークエイジ – コレクタブルミニチュアゲーム。
モンスターポカリプス – コレクタブルミニチュアゲーム。
AT-43 – フランスのRackham社より販売されている彩色済ミニチュアゲーム。
Dark Age
Dust Tactics
Dystopian Wars
Eden
HeroClix – コレクタブルミニチュアゲーム。
Infinity
Warmachine

<ファンタジー>
ウォーハンマー:ファンタジーバトル
サイクロプス
ダンジョンズ&ドラゴンズ ミニチュアゲーム – コレクタブルミニチュアゲーム。
ドリームブレイド – コレクタブルミニチュアゲーム。
メイジナイト – コレクタブルミニチュアゲーム。
ロード・オブ・ザ・リング
ロード・オブ・ザ・リング:トレーダブル・ミニチュアゲーム
Alkemy
Bushido
Carnevale
Confrontation
Freebooter’s Fate
Hell Dorado
Hordes
Kings of War
Malifaux

<ヒストリカル>
Axis & Allies Miniatures – 第2次世界大戦をテーマとしたコレクタブルミニチュアゲーム。
Flames of War
Little Wars – 現存する最古の一般向けに公刊されたミニチュアゲーム。1913年発行。ゲームデザイナーはSF作家のH・G・ウェルズ。

[Wikipediaから引用]