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模造刀

模造刀(もぞうとう)とは、金属で作られ、かつ、刀に著しく類似する形態を有するものを指す。 狭義では、内閣府令で定める模造刀剣類のうち、前文の要件を具備するものをいう。 広義では、日本刀を造るための伝統的技法や材料が使われていないもの、及び、儀礼刀などの刃が付けられていないものが含まれることもある。

法的定義

銃砲刀剣類所持等取締法(以下、銃刀法という)第二条に刀剣類は定義されている。 模造刀剣類は定義されていないが、同法 第二十二条に明記されていることから、実質的にこれが模造刀剣類の定義となる。 銃刀法や、本来これを補完すべき内閣府令に、刀剣類や模造刀剣類の材質、機能など具体的な規定を欠くのが現状であり、これが誤解を生じる原因となっている。

判例などによる刀剣類の要件

裁判例では、銃刀法の規定内容が甚だしく漠然としているとはいえず、以下の三要件を満たすものが刀剣類の要件と解されている。(裁判所ウェブサイト 裁判例情報より 以下同じ )

[鋼質性]
鋼質性の材料をもって製作されたもの。

必ずしも鋼鉄であることを要せず、ステンレス鋼の様な合金や、強固な刃の特性を持つものは鋼質性とされている。

ステンレスのなかには磁性を持たないものもあることから、磁性の有無による刀剣類の判定は合理性に欠けるといえる。近年では刃物材として、セラミックやチタンも用いられることから注意が必要である。

[人畜殺傷機能]
人畜を殺傷する用具としての機能を有するもの。

現に刃が付けられていないものでも、電気グラインダーやヤスリでの容易な加工などにより、殺傷機能を有するに至るものを含むとされていることから、刃の有無による刀剣類の判定も合理性に欠ける。

[刀剣類相応の形態]
刀剣類と呼ぶにふさわしい形態を有するもの。

通常の判断能力を有する一般人が、通常容易に刀剣類と判断することができるもので、本来は包丁として製作されたものや調理用のナイフでも例外とされていない。

判例による模造刀剣類の要件

模造刀剣類に関する判例は極めて少ないが、古い判例に、鋼質性でないものは刀剣類ではないとされている。 従って現時点では、鋼質性の材料を除く金属で製作され、かつ、内閣府令で規定された形態を有するものを模造刀と解するのが合理的である。

その他

日本刀を模した鋼質性のもの、大日本帝国陸軍、大日本帝国海軍の軍刀の一部(工業的量産刀身、鋼質性の指揮刀、儀礼刀など)は真性の刀剣類とされる。判例によれば、たとえ刃が付けられていないものであっても、鋼質性であり容易な加工で本来の用途に使用できるものは真性の刀剣類と解されている。 これらは従来、軍刀、昭和スプリング、指揮刀、儀仗刀、儀礼刀などと呼称されてきたが、近年は観念的に模造刀、模倣刀と呼ばれることもある。基本的に美術品などとして教育委員会の登録証交付対象とはならないが、軍刀の場合は戦後間もない頃に遺品として例外的に登録証を交付されたものも存在する。また、一定の条件を満たせば公安委員会の所持許可の対象となる場合もある。 ちなみに、居合い、抜刀術、剣道、空手などの武道、装飾や観賞の用に供する模造刀は、近年は模擬刀と呼ばれることもある。

[Wikipediaから引用]