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レジンキャストキット(Resincastkit)

概要

無発泡ウレタン樹脂などをシリコーン型に注型(レジンキャスト)し生産されるキット。キャストキットと略されることもあるが、「キャスト」とは本来メタルキャストなども含む流し込み成形(注型・鋳造)を指す言葉であり、正確ではない。金属・プラスチック・粘土・パテなど各種素材で製作した原型をシリコーンゴムで型取りし、主に無発泡ウレタン樹脂や不飽和ポリエステル樹脂などの二液混合型樹脂を注型し硬化させることで複製を作成する。化学反応(重合)により硬化するため、硬化には時間がかかる。金型と違ってシリコーンゴム型には柔軟性があるため、一組の型で型抜き方向以外への凹凸をもつ複雑な形状をも複製することが可能である。射出成形に較べて初期費用は格段に少ないが、シリコーンゴム製の型は注型する樹脂によって少しずつ侵されるため消耗が早く、一つの型から得られる忠実な複製は数個から数10個程度である。原型が破損しない限り新たに型を作る事が出来るため量産は可能だが、一個あたりの生産費は高めである。注型用樹脂は硬化に伴って発泡するものが多く、また複雑な型に樹脂が十分に行き渡るようにするのが難しく相応の技術を必要とするため、真空脱泡機などを使わないと成形品に欠損が生じたりして歩留まりが悪くなってしまう。またシリコーンゴムの使用量が生産費と直結するため、細かく分割し部品点数を増やすと値段が倍増する。また柔らかいシリコーンゴムは歪みやすく、精度を保つためにもノウハウがある。かつては業務用以外では、無発泡ウレタン樹脂やシリコーンゴムの入手は困難であったが、後にガレージキット販売店を中心に個人でも入手が容易となった。また、ガレージキット用キャスティング作業専門の業者も数多く存在する。

レジンキャストキットはガレージキットの最も一般的な形態であり、材料となるシリコーンゴムと注型用樹脂が入手可能となった1980年代以降、多くの製品が作られている。原型の忠実な複製が可能で、シャープなエッジも複雑な生物的表現も可能であるため、キャラクターモデル系とスケールモデル系のどちらにも対応している。塗装や接着も比較的容易である。スケールモデル系のフルキットを生産するメーカーも多いが、近年中国や旧共産圏のメーカーがそれまでレジンキャストキットしかなかったマイナーな戦車や航空機をプラモデル化するケースが増加し、その影響を受けることも少なくない。
[Wikipediaから引用]