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プーマ

【第10回】プーマ <歩兵戦闘車>


プーマはイタリア陸軍の新世代車両ファミリーの中では最も小型で、チェンタウロ戦車駆逐車とともに運用する装甲兵員輸送車(APC)として開発された。全溶接鋼鉄装甲製で、小火器による銃弾と、砲弾の破片に対する防御力がある。

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プーマの歴史

デアゴスティーニ編集部

▲イタリア軍が装備するプーマ6×6シリーズの装甲車。(写真/DeA Picture Library)

プーマを開発したのは、フィアット社とOTOメララ社で、フィアット社が1980年代前半に独自に製作した4×4軽装甲車(AVL)が起源だ。この車両は、同社が当時提案していた4×4および6×6装輪装甲戦闘車両(AFV)の出発点として作られたものだった。その後、イタリア陸軍の求めに応じて、AVLよりも幾分大型の車両が作られ、1988年にプーマ4×4型の試作車が初走行した。1990年には、6×6型の試作車も初走行を行っている。
イタリア陸軍はまた、6種類の特別仕様モデルの製作を要求した。すなわち、4名乗りの兵器運搬車3種(それぞれTOW対戦車ミサイル、ミラン対戦車ミサイル、ミストラル地対空ミサイル運搬用)、同じく4名乗りの81mm迫撃砲運搬車、担架2床を搭載する2名乗りの救急車、そして5〜6名乗りの軽装甲指揮車である。
4×4および6×6プーマ・シリーズの開発は1999年に完了し、共同企業体のコンソルツィオIVECO/OTOは、4×4 APC 330両、6×6 APC 250両の計580両を、2001年度上半期から2004年にかけて納入する発注を受けた。4×4車両は5個偵察連隊でチェンタウロ戦車駆逐車と協同運用され、6×6車両は軽歩兵、山岳、空挺および軽水陸両用の各連隊に配備される。4×4車両は、6名を運搬して2名一組の偵察班を展開でき、一方の6×6車両は、操縦手1名と戦闘班6名からなる7名を運搬可能である。

プーマの装備

デアゴスティーニ編集部

▲1990年代のイタリア軍の装甲車両。プーマ4×4プロトタイプ。(写真/DeA Picture Library)

車体左側に位置する操縦席の頭上にドーム型ハッチが備えられ、3個のペリスコープ(中央のものはパッシブ暗視装置に交換可能)を装備している。兵員室への乗降には、一体成形車体の両側にある内開きのドアと、車体後部の外開きのドアを用いる。3枚のドアには射撃ポートと、その上部にヴィジョン・ブロックが設けられている。戦闘室天井部には車長用のキューポラがあり、これには円形ハッチ、昼間用ペリスコープ5個が備えられているほか、12.7mmまたは7.62mm機関銃1挺を取り付けることができる。車体後部には、左右各3基の煙幕発生装置が前向きに取り付けられている。

諸 元

デアゴスティーニ編集部

▲イタリア軍の軍用装甲車両。操縦者席以外に3名の兵員の乗車が可能だ。(写真/DeA Picture Library)

プーマ(4×4)
乗員:1名+兵員4名
寸法:全長5.11m、全幅2.09 m、全高1.68m(車体頂部まで)
エンジン:出力180馬力のIVECO8042.45液冷4気筒ディーゼル・エンジン1基
重量:5.7t
性能:最大路上速度105km/h、最大航続距離800km、渡渉水深1m、登坂能力60%

プーマ(6×6)
乗員:1名+兵員8名
寸法:全長5.53m、全幅2.28 m、全高1.68m(車体頂部まで)
エンジン:出力180馬力のIVECO8042.45液冷4気筒ディーゼル・エンジン1基
重量:7.5t
性能:最大路上速度100km/h、最大航続距離700km、渡渉水深1m、登坂能力60%

(この記事はワールド・ウェポン<デアゴスティーニ・ジャパン刊>をもとに構成したものです。)
[タイトル写真]U. S. Army/U.S. Marine Corp

公開日 2013/10/31


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