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ランチェスター

【第50回】ランチェスター <装甲車>


 イギリス海軍航空局の要請を受けたランチェスター自動車が1914年に開発した装輪式装甲車が、ランチェスター装甲車である。1928年以降に生産された6輪のランチェスター装甲車と区別するために、しばしばランチェスター4輪駆動型と呼ばれる。

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航空基地の警備

デアゴスティーニ編集部

▲ランチェスター装甲車。

 1914年末に誕生したイギリス海軍航空隊(RNAS:Royal Naval Air Service)装甲自動車小隊にあって、ロールスロイス装甲自動車に次ぐ数を誇ったのが、ランチェスター装甲自動車(砲塔付き海軍省型)である。イギリス海軍航空隊装甲車班のために、フランスでの航空基地の支援と撃墜されたパイロットを回収する目的で、海軍航空局により設計された。この装甲自動車は、本来は航空基地の警備や不時着機の乗員回収を目的に装備されたものであったが、より積極的な攻撃任務に転用されるまでに時間はかからなかった。1915年に入ってまもなくすると、これら装甲自動車は正規の装甲自動車小隊として編成され、その上位にはイギリス海軍装甲自動車師団が置かれた。
 ランチェスター装甲自動車のレイアウトはロールスロイスと酷似しており、砲塔の形状も同じように側面装甲板が傾斜していた。ただし、ボンネット前方の前面装甲は、ロールスロイスが切り立った形状をしていたのに対し、ランチェスターではよりなだらかな傾斜形状が採用された。
 ランチェスター装甲自動車の起源は民生用のツーリング・カーであったが、海軍省の設計士によってその形状は徹底的に変えられ、オリジナルのボディワークはほとんど残っていない。ただし、エンジンとギヤボックスについては民生用のものがそのまま使用された。60馬力という強力な出力を誇るエンジンは、当時としては先進的な数々の特徴を備えており、ギヤボックスにも先進的な遊星歯車式が採用された。

ロシア派遣

デアゴスティーニ編集部

▲酷似しているロールスロイスの装甲車。

 69式戦車は1981年9月の軍事パレードでその存在が確認された。1980年代の改革開放を境とした西側諸国との関係改善に伴い69式戦車は西側戦車技術を導入する形で大幅な改良が加えられた。最も大きい点は当時のNATO軍で標準規格だったL7系105mmライフル砲のライセンス生産に成功した事である。このほかにも新型のレーザー測定器や射撃統制システムも搭載され攻撃に置いては世界標準に到達した主力戦車を中国が初めて持つことになった。防備の面でも与圧式の対NBC防御装置と自動消火装置を一体化したシステムや4連装発煙弾発射器、パッシブ型の暗視装置なども導入された。
 69式戦車のプロトタイプは軍部の要望を満たすことが出来無かったが、69-I式戦車と69-II式戦車が同時開発された。軍部による両車種のトライアルの結果、69-II式戦車が制式採用された。69-II式戦車は2,000輌以上の輸出に成功、1980年代の紛争地域にその姿をあらわした。69式戦車は、59式戦車の改良型であり、ソ連のT-55にほぼ相当する。比較的低価格で運用しやすい戦車ではあるが、現代の水準からみると相当時代遅れで、車内は操作に困難を来すほど狭い。69式の重量は36t級となり、装甲、砲安定装置、射撃管制システム(レーザー測距装置を装備)、赤外線サーチライトなどの改良が施されたほか、口径100mmの滑腔砲を装備している。69式II型主力戦車指揮戦車B型には、連隊レベルの指揮命令機能を満たすための無線通信器が増設されている。
 1980年代のイラン・イラク戦争では、両陣営が69式戦車を戦闘に投入し、イラク陸軍は1991年の湾岸戦争でも使用した。またスリランカ陸軍もこの戦車を使用している。

諸 元

ランチェスター装甲自動車(砲塔付き海軍省型)
乗員:4名
寸法:全長4.88m、全幅1.93 m、全高2.286m
エンジン:出力60馬力のランチェスター・ガソリン・エンジン1基
重量:4.8t
性能:最大速度80km/h、航続距離290km

(この記事はワールド・ウェポン<デアゴスティーニ・ジャパン刊>をもとに構成したものです。)

[タイトル写真]U. S. Army/U.S. Marine Corp

公開日 2017/02/24


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