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スピットファイア

【第10回】 スピットファイア  <迎撃戦闘機>


スピットファイアは、1938年8月にイギリス空軍に就役し、多数が1940年の「バトル・オブ・ブリテン」に参加した。この戦闘で本土防空に大きく貢献したスピットファイアは、今もイギリスの救世主として語り継がれている。

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マーリン搭載とグリフォン搭載

デアゴスティーニ編集部

▲第二次世界大戦で大空を飛ぶイギリス軍のスピットファイア飛行編隊。(写真/DeA Picture Library)

マーリンXIIエンジンを積んだスピットファイアMkIIは1940年9月に登場し、MkIIBは20mm機関砲2門と機関銃4挺を搭載した。その後、1,440馬力のマーリン45エンジンを搭載する非常に高性能のスピットファイアMkV(製造数6,479機)が1941年3月に登場。戦闘爆撃型のMkVCは、500lb(227kg)爆弾1発または250lb(113kg)2発を積むことができた。MkVBは1941年半ばから1942年半ばにかけて戦闘機軍団の主力機となった。スピットファイアMkVIとMkVIIは、翼端を延長して高高度性能を強化した型であった。
スピットファイアMkXとMkXIは非武装の写真偵察型で、これに続いてMkXVIが戦闘機/戦闘爆撃機として製造された。MkXIの機体構造をもとにしたMkXVIは、多くが翼端を切り落とし、胴体背部を切り詰めてバブル・キャノピーを取り付けていた。エンジンはパッカード製のマーリン266で、最高速度652km/hを誇った。初めてマーリン以外のエンジンを積んだスピットファイアはMkIVで、ロールスロイス・グリフォンIIBエンジンを使用した。マーリンを搭載した既存のPR.MkIVと混同しないように、グリフォン搭載のMkIVはまもなくMkXXに名称が変更された。続いて2,050馬力のグリフォン65エンジンを積んだMkXIV戦闘爆撃機が出現した。FR.MkXIVから発展したMkXVIIIは最高速度712km/hの戦闘偵察型で、この型の部隊配備が始まった頃に戦争は終了した。

戦後のスピットファイア

デアゴスティーニ編集部

▲「バトル・オブ・ブリテン」でイギリス軍の主力戦闘機としてドイツ軍と戦ったスーパーマリン・スピットファイアMk.I。(写真/DeA Picture Library)

スピットファイアは第二次世界大戦後も就役を続け、イギリス空軍のスピットファイアMkXVIIIはマラヤで戦闘に参加した。また1949年には、イギリスのMkXVIIIとイスラエルのMkIXが、中東で同機種同士の空中戦を繰り広げた。
スピットファイア戦闘機で最後の型となったのはMk22とMk24で、イギリス空軍の第一線戦闘機として最後まで残ったのは、1952年に香港補助空軍に引き渡されたMk24であった。最後に任務飛行を行ったのは気象偵察型のスピットファイアPR.Mk19で、ボルネオでインドネシアとの紛争が始まった1963年のことであった。

諸 元

デアゴスティーニ編集部

▲イギリス軍の単発戦闘機型スーパーマリン・スピットファイアMk.XI。マーリン61/63/70エンジンを搭載している。(写真/DeA Picture Library)

スーパーマリン・スピットファイアMkVB
タイプ:単座迎撃戦闘機
寸法:全幅11.23m、全長9.11 m、全高3.48m、主翼面積22.48m2
エンジン:1,440馬力のロールスロイス・マーリン45/46/50 V型12気筒ピストン・エンジン1基
重量:自重2,313kg、最大離陸重量3,078kg
性能:最大速度602km/h(高度13,000ft)、高度6,095mへの上昇時間7分30秒、実用上昇限度11,280m、航続距離756km(機内燃料のみ)
兵装:主翼内に20mm機関砲2門とブローニング7.7mm機関銃4挺

(この記事はワールド・ウェポン<デアゴスティーニ・ジャパン刊>をもとに構成したものです。)
[タイトル写真]U. S. Army/U.S. Marine Corp

公開日 2013/10/31


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