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鉄道名情景紀行

鉄道名情景紀行

風光明媚なローカル線、メインルートとしての使命を終えた幹線などなど、鉄道の旅を追体験します。沿線の名情景は、鉄道ジオラマを作る時にも、お役立ちです。

篠ノ井線 塩尻~篠ノ井

第1回 篠ノ井線 塩尻~篠ノ井

信州・善光寺平を見晴らす絶景が「日本三大車窓」として有名な、篠ノ井線の姨捨駅付近。また篠ノ井線は、今や貴重な存在となったスイッチバックを有する路線としても知られる。鉄道ジオラマファン必見のポイントが満載の篠ノ井線を、塩尻から北上してみた。

肥薩線 人吉~吉松

第2回 肥薩線 人吉~吉松

肥薩線の人吉〜吉松は、矢岳峠を越える日本でも有数の山岳路線だ。ループ線やスイッチバックがあり、肥薩線のハイライト区間といえる。平成16(2004)年3月より新たに投入された観光列車「いさぶろう」に乗車し、山越えを楽しんだ。

鶴見線

第3回 鶴見線

東京駅から京浜東北線に乗ってわずか30分足らず、本・支線を合計しても約9.7kmの総距離しかない鶴見線。わずか7kmの本線上に駅が10もあるうえ、駅間に至ってはほとんどが1km以下。そこに2カ所も支線があるという凝縮された路線であり、その大部分は埋立地を走っている。

山陰本線 城崎温泉~餘部

第4回 山陰本線 城崎温泉~餘部

開通からおよそ100年の歳月を経て、2010(平成22)年にその役目を終えた初代・餘部鉄橋。かつては東洋一の高さを誇り、山陰本線の象徴でもあったこの鉄橋は、日本海沿岸の特異な地形と気候との激闘の末、着工から2年半の年月を経て明治45(1912)年に完成されたものだ。現在の近代的なコンクリート橋に変わる前に旅した、貴重な記録をお届けしよう。

飯山線 豊野~越後川口

第5回 飯山線 豊野~越後川口

長野県北部から新潟県にかけて千曲川に沿って走る長大なローカル路線、飯山線。ここは日本一といわれる豪雪地帯を貫く路線としても知られる。かつて展望車両「ふるさと」が走っていたこの路線は、多くの日本人にとっての原風景かもしれない。車両が新系列の気動車になっても、昔と変わらぬ空気が沿線を包む。しかし現在、ここにも新しい時代が訪れようとしている。

宗谷本線 稚内〜音威子府

第6回 宗谷本線 稚内〜音威子府

日本最北の鉄道路線・宗谷本線。音威子府(おといねっぷ)以北の鉄路は、天塩川に育まれた森が行く手に立ちはだかり、太古の昔から変わらぬ風景が延々と続く。その山中に埋もれたような駅へひとつずつ停車していく単行気動車は、自然の深き懐の中へ、人間の息吹をわずかに伝えているかのようだ。

土讃線(前編) 多度津〜阿波池田

第7回 土讃線(前編) 多度津〜阿波池田

四国を横断する主要幹線の土讃線。その序章区間といえる多度津〜阿波池田間は、四国のJR線発祥の区間、多度津〜琴平間を含む。また、猪鼻峠越えとスイッチバックの坪尻、吉野川を越える壮大な線形は変化に富み、旅人を魅了する。

土讃線(後編) 阿波池田〜土佐山田

第8回 土讃線(後編) 阿波池田〜土佐山田

多度津と窪川を結ぶ土讃線の中でも阿波池田〜土佐山田間は、吉野川の清流と渓谷の景観を車窓に見ながら、山深い四国山地を横断する山岳路線だ。ダイナミックに変化する地形をトレースしながら、土讃線のハイライト区間ともいえる険しくも美しい線路を列車は走り抜ける。

総武本線 御茶ノ水/東京~佐倉

第9回 総武本線 御茶ノ水/東京~佐倉

東京から房総方面に行くために欠かせない総武線は、東京の中心を東西に横切り、朝夕は通勤・通学列車として混み合うにもかかわらず、どこかローカルな風情がある。この都会のエアポケットともいえる路線を、ゆったりと辿った記録をお届けしよう。

箱根登山鉄道 小田原〜強羅

第10回 箱根登山鉄道 小田原〜強羅

箱根という日本有数の観光地に敷設された登山鉄道は、営業距離わずか15kmの路線を50分もの時間をかけて走る。始発駅と終着駅の標高差は実に527m。この急勾配路線を踏破するため、箱根登山鉄道にはさまざまな特殊性が秘められていた。

岩泉線 茂市〜岩泉

第11回 岩泉線 茂市〜岩泉

日本有数の鉄道絶景ポイントを有し、北上山地を走る岩泉線。2010年7月の土砂崩落による脱線事故以来、運休となってきたが、2013年11月8日、遂に廃止届が出された。国鉄末期以来多くの赤字ローカル線が廃止となる中、1日の利用客数がわずか200人に満たなくても沿線住民の貴重な足として活躍してきた。この路線を旅した貴重な記録を、今ここに留めておきたい。

富士急行 大月〜河口湖

第12回 富士急行 大月〜河口湖

東京から直通電車が走り、近年は通勤路線としても注目されている富士急行線。富士山に一番近い鉄道は観光地も開発され、国道や高速道路に乗客を奪われながらも観光客の利用で列車は賑わう。その一方で、沿線駅や街は素朴で温かく、郷愁や親しみを感じる魅惑の路線だ。

青梅線(前編) 立川〜青梅

第13回 青梅線(前編) 立川〜青梅

東京西郊の拠点のひとつ、立川から多摩川沿いに奥多摩まで37.2kmを結ぶ青梅線。当初は木材や石灰石の輸送のための産業鉄道として開業したが、近年、青梅までの区間は変貌を遂げ、マンションやショッピングセンターが建つ住宅地が広がっている。しかし、当時の面影は今も見ることができる。

青梅線(後編) 青梅〜奥多摩

第14回 青梅線(後編) 青梅〜奥多摩

急峻なV字谷に沿ってゆっくりと通勤型電車が走る青梅線青梅〜奥多摩間。都内では他に類を見ない美しい自然の宝庫で、観光資源も多い。そんな路線の出自は、石灰石や割栗石など建築用資材となる鉱石を輸送する目的で建設された産業鉄道だ。

飯田線 豊橋〜辰野

第15回 飯田線 豊橋〜辰野

4つの異なった景色を見せる4私鉄が起源の日本一長いローカル線、飯田線。かつて旧型国電最後の聖地としてファンで賑わったこの路線は、今も変わらぬ車窓美を提供してくれる。市街地、山村、渓谷、そして高原……。日本の持つ典型的な風景の展開は、この路線の特殊な成り立ちに由来していた。

日南線 南宮崎〜志布志

第16回 日南線 南宮崎〜志布志

日南線は日豊本線の南宮崎から分岐し、大隅半島の東海岸に沿って南下、志布志までの88.9kmを結ぶ。青島や日南海岸などの行楽地や鰐塚山地を縫って走る、海のイメージが強い路線であり、南国のシーサイドラインとも呼ばれている。平成8(1996)年には宮崎空港線が開通。その際に分岐駅の田吉までが電化された。

大糸線 松本〜糸魚川

第17回 大糸線 松本〜糸魚川

電化・非電化区間が混在する、信州と日本海を結ぶアルプスライン、大糸線。この路線は、他線区には決して見られない車窓からの景色や駅のムードを持つことで知られ、北アルプスの美しい風景を望むことができる。訪れたときには国鉄色の気動車が復活し、彩りを添えていた。

中央本線 東京〜中野

第18回 中央本線 東京〜中野

東京〜名古屋間を結ぶ中央本線の中でも、東京~中野間は大都会の多種多様な表情を映し出す、超過密ダイヤ区間だ。「オレンジ色路線の中央線」に、4扉通勤車がせわしなく行き交っていた2005年に旅した記録をお届けする。

信越本線 横川〜軽井沢

第19回 信越本線 横川〜軽井沢

信越本線横川~軽井沢間11.2kmの標高差は、実に553m。そのため66.7‰という国鉄・JRの最急勾配区間としてつとに知られていた。しかしこの区間は、整備新幹線によって最初に分断されることになり、惜しまれながらも廃止された。碓氷峠からその名をいただいた、この通称「碓氷線」近辺を、2000年代後半に旅した記録をお届けしよう。

天竜浜名湖鉄道

第20回 天竜浜名湖鉄道

天竜浜名湖鉄道は、浜名湖北岸を走る穏やかなローカル線だ。沿線住民の切望により非常時の東海道線迂回ルートとして結実したこの路線は、赤字廃止の危機を免れ、第三セクター鉄道として再出発を果たした。そして今なお開業当初の雰囲気を色濃く残すこの鉄道は、ほかの多くの鉄道が失いつつある日本の鉄道原風景が体感でき、素朴な旅情を味わわせてくれる。

江ノ島電鉄

第21回 江ノ島電鉄

古都鎌倉や湘南の海岸といった、観光地を結ぶ江ノ島電鉄。「江ノ電」の名で親しまれ、風光明媚なロケーションで観光客に人気がある一方で、地域住民の足としても元気に活躍している。全線で10kmの路線には高架、住宅地、海岸、山越えと、凝縮したジオラマのような沿線風景が広がっている。

大井川鐵道井川線 千頭〜井川

第22回 大井川鐵道井川線 千頭〜井川

大井川の上流に向かって走る、大井川鐵道井川線の千頭〜井川間は、ダムの建設により新線区間に切り換わった。そこには90‰という急勾配が存在し、それを克服するためにアプト式鉄道が導入されている。「レインボーブリッジ」と呼ばれる鉄橋やダム湖の景観がこの路線の旅を彩る。

木次線 宍道〜備後落合

第23回 木次線 宍道〜備後落合

ヤマタノオロチ伝説で知られる神話の地を3段スイッチバックで行く山岳鉄道、木次(きすき)線。山陰と山陽とを結ぶ陰陽連絡線のひとつとしてかつては夜行準急も走ったこの路線は、奥出雲神話の里そのままの、風光明媚な山岳地帯をゆっくりと越えるローカル線として鉄道ファンに知られている。

横須賀線 大船〜久里浜

第24回 横須賀線 大船〜久里浜

一般に横須賀線と呼ばれている東京〜久里浜間は運転系統を示す呼称であり、本当の横須賀線は大船〜久里浜間の23.9kmのみを指している。この路線の成立には、旧日本軍が大きく影響していたが、戦後はのんびりとしたローカル路線となって今に至っている。

岩徳線 岩国〜櫛ケ浜

第25回 岩徳線 岩国〜櫛ケ浜

かつて山陽本線に編入され、昼夜を問わず優等列車が駆け抜けた歴史を持つ岩徳(がんとく)線。しかしこの路線は、幹線から一夜にしてローカル線へと転じた悲劇の鉄路でもある。幹線時代の遺構が今なお、そこかしこに残る歴史路線を訪ねた。

わたらせ渓谷鐵道  わたらせ渓谷線

第26回 わたらせ渓谷鐵道 わたらせ渓谷線

もともとは銅の運搬のために敷設された「足尾線」としてスタートした、「わたらせ渓谷鉄道」。銅山の閉山とともに廃線の危機に陥ったが、渡良瀬川の渓谷美と、銅の町の歴史的価値を求めて、現在は多くの観光客がこの鉄道にやって来る。

八高線 八王子〜高麗川

第27回 八高線 八王子〜高麗川

90km余りもの路線長を持つ八高線は、近年まで首都圏に残る数少ない非電化路線のひとつだった。やがて時の流れとともに電化という節目を迎え、気動車は通勤電車に取って代わられる。この電化は線史の中でも革新的な出来事で、路線の性格をがらりと変化させた。

小海線 小淵沢〜小諸

第28回 小海線 小淵沢〜小諸

中央本線の小淵沢から旧信越本線のしなの鉄道の小諸まで、78.9kmにおよぶ小海線。その風景は、標高1000mを越える高原から千曲川沿いの渓谷、佐久盆地の平地とさまざまであり、列車は美しい高原列車として名高い。また、かつてC56が活躍した面影を今なお残し、風情のある駅も多い。

智頭急行

第29回 智頭急行

全線非電化の単線路線を、歴史の里の旧因幡街道に沿いながら、高速特急が駆け抜ける。そんなちょっと不思議なローカル線、智頭急行。第三セクターとしては貴重な黒字路線となった路線だが、実現までの道のりは、決して平坦なものではなかった。

土佐くろしお鉄道阿佐線

第30回 土佐くろしお鉄道阿佐線

四国鉄道回廊の大構想が残した新線、土佐くろしお鉄道阿佐線は、「ごめん」と「なはり」を結ぶ地域密着路線というポジションを獲得するまでに成長した。

根室本線 釧路〜根室

第31回 根室本線 釧路〜根室

根室本線は443.8kmの路線長を持つ長大路線である。その最後の区間、「花咲線」という愛称を持つ釧路〜根室間は135.4kmの行程だ。東の最果て駅に向けて原生林や湿原など手つかずの大自然を気動車がひた走る、根室本線の最終ステージに相応しい区間である。

名松線 松阪〜伊勢奥津

第32回 名松線 松阪〜伊勢奥津

田園風景と山河の2通りの魅力を持つ贅沢路線、名松線。前半は伊勢平野をのんびり走り、後半は高見山地の急勾配を一気に上る。新型の軽快気動車が走り、腕木式信号機がなくなっても、人が人のために列車を動かす、風光明媚な鉄道であることに変わりはない。

東京地下鉄東西線 東陽町~西船橋

第33回 東京地下鉄東西線 東陽町~西船橋

都心と千葉北西部を地上で結び、大きな鉄橋を渡るゆったりとした地下鉄路線、東西線。吊り手につかまる朝のラッシュに疲れたら、東西線での途中下車がいいかもしれない。沿線はマンションや住宅ばかりかと思ったら、豊かな自然や人情がたくさん残っていた。

和歌山電鐵 貴志川線

第34回 和歌山電鐵 貴志川線

廃止の危機に瀕した南海電気鉄道貴志川線は、地元の熱い熱意で存続。さまざまなアイデアを駆使した電車と、全国区の人気を誇る猫の「たま駅長」が話題を振りまいた。「たま駅長」は残念ながら2015年6月22日に永眠した。彼女在りし日に、この楽しいローカル鉄道を旅した記録をお届けしよう。

御殿場線 国府津〜沼津

第35回 御殿場線 国府津〜沼津

東海道本線の一部として敷設された栄光の記憶を持つローカル線、御殿場線。東海道本線の一部として敷設された栄光の記憶を持つローカル線、御殿場線。険峻な箱根を越え、富士の裾野を通るこののどかなローカル線には、栄えある時代の面影が随所に残っていた。それらを車窓に見ながら、時間を超える旅を楽しんだ。

大井川鐵道大井川本線 金谷〜千頭

第36回 大井川鐵道大井川本線 金谷〜千頭

江戸時代までの交通の難所・大井川をその名に戴く鉄道は旧型車両の宝庫だ。中でも蒸気機関車たちは、同鉄道のスタッフからの愛情を一身に受け、現役時代さながらに運行されている。そしてそれらは、ただの観光列車ではなかった。

氷見線 高岡~氷見

第37回 氷見線 高岡~氷見

北陸有数の都市、高岡から北に向かい、漁港の町・氷見までの全長16.5kmという氷見線は、その短い区間の中にあって、実に目まぐるしく車窓風景が入れ替わる、なんともミステリアスなローカル線だ。

筑豊本線若松〜桂川

第38回 筑豊本線若松〜桂川

複線の非電化路線で昭和50年代まで客車列車やブルートレインも走り、その昔は石炭輸送で蒸気機関車が石炭車を牽いて煙を上げていた筑豊本線。しかし近年は電化され、運行形態が変わり、昔日の面影はすっかり消え去ろうとしている。旧折尾駅舎が健在だった頃の貴重な記録をお届けしよう。

予土線 北宇和島~若井

第39回 予土線 北宇和島~若井

清流として名高い四万十川に沿って敷かれる予土線。車窓に映し出される四万十川の育む風景を、存分に楽しむことができる路線である。愛称名は「しまんとグリーンライン」。四国南西部の複雑な地形を走ることも、この路線を印象深いものにしている。

常磐線 日暮里〜水戸

第40回 常磐線 日暮里〜水戸

常磐線には独特のよさがある。いつ訪れても大都市圏特有の無機質さがなく、開放感溢れる普通列車が迎えてくれる。特急列車などには名車が揃う、車両のバラエティ豊かな常磐線を、引退間近の415系で味わってみた。

身延線 富士〜甲府

第41回 身延線 富士〜甲府

富士の国と武田信玄の郷を結ぶ富士川に沿った静かなローカル線、身延線。川の流れを辿るように南北に走る路線は、駿河と甲斐国境付近で様相が二分される。それは異なる文化圏を結んでいるからだけではなく、そこを境にした2つの区間の成り立ちに、微妙な違いがあるからだった。

津軽線 蟹田〜三厩

第42回 津軽線 蟹田〜三厩

青森から津軽半島東海岸を北上し、津軽半島の最果てを目指して走る、全長55.8kmの津軽線。レールは竜飛岬の手前約20kmの三厩(みんまや)まで通じる。青森〜蟹田(かにた)間は幹線の様相を見せるも、非電化運転区間の蟹田〜三厩間は最果ての旅情誘う路線である。

磐越西線 喜多方〜新津

第43回 磐越西線 喜多方〜新津

磐越西線の非電化区間は「SLばんえつ物語号」の運転で知られ、かねてより人気が高い。かつては客車列車も現役だった同区間には、山紫水明の風景の中、古いトンネル、文化財クラスの鉄橋、のどかな駅などがたくさん残されている。

上田交通別所線 上田〜別所温泉

第44回 上田交通別所線 上田〜別所温泉

信州の鎌倉として知られる風光明媚な塩田平を2両編成の電車が走る。上田から名湯・別所温泉へと至るローカル路線は、廃止されたほかの路線とともに、かつては上田を中心とした生活圏に一大路線ネットワークを形成していた。

三木鉄道

第45回 三木鉄道

三木鉄道は全線6.6kmのミニ鉄道ながら、開業当時から駅の増設や運転手育成などの営業努力がマスコミに取り上げられ、第三セクターとなった当初は、業績も良い中で希望の見えるスタートを切った。しかしながら、開業からわずか23年後、平成20(2008)年3月31日を最後に三木鉄道はその使命を終え、鉄道路線図からその姿を消した。

日高本線 苫小牧~様似

第46回 日高本線 苫小牧~様似

本線とはいうものの優等列車もなく、1〜3両編成のディーゼルカーが走るだけのローカル線、日高本線。しかし海、駿馬、峠越え、昆布干しなど、総延長146.5kmの車窓は、3時間あまりの旅に常に楽しみを与えてくれる。

紀勢本線(前編) 亀山~紀伊長島

第47回 紀勢本線(前編) 亀山~紀伊長島

紀勢本線という言葉の響きから思い浮かべる、黒潮打ち寄せる紀州路のイメージとはほど遠い、東海道の城下町にある駅から紀伊半島を一周する旅は始まる。深山へのアプローチとなる伊勢平野を南下する道は、高出力エンジンを搭載した軽快な気動車が案内役だ。

紀勢本線(後編) 紀伊長嶋~新宮

第48回 紀勢本線(後編) 紀伊長嶋~新宮

永きにわたり鉄路の進展を許さなかった険しく雄々しい南紀の洞内巡りは、行けども行けども尽きないようなトンネルの闇が続く。木々のざわめきは潮の香りをすぐそこまで運んでいるのに車窓からでは薄い海の影。海を想い、海を目指す紀勢本線東部の路は、旅人に対してあまりに思わせ振りだ。

東京都交通局荒川線

第49回 東京都交通局荒川線

首都・東京に最後まで残った「都電荒川線」は三ノ輪橋から早稲田までの路線である。昭和47(1972)年のほかの都電全廃後も変わることのない懐かしさをたっぷり残し、人に優しい生活の足として元気一杯に走るチンチン電車の旅に出た。

山田線 盛岡〜宮古

第50回 山田線 盛岡〜宮古

山田線は、盛岡から宮古を経由して釜石に至る157.5kmの路線だ。このうち盛岡〜宮古はあの区界峠を頂点とする、北上山地越えの区間である。峠を越えれば閉伊川の渓谷を走り、風景の美しさと懐かしさが旅人を魅了する。2007年に旅した記録をお届けする。

上越線 水上〜石打

第51回 上越線 水上〜石打

上越線は、新幹線開通までは多数の列車が24時間走り続けるエリート幹線だった。特に水上〜石打間は上越国境と呼ばれ、長い清水トンネルを挟んで列車たちは国境越えに挑んでいた。北陸新幹線長野駅─金沢駅間開業以前に旅した記録をお届けする。

山陰本線 出雲市~東萩

第52回 山陰本線 出雲市~東萩

日本海沿岸をその地形のまま、張り付くように進む山陰本線西部は、難工事の連続だった当時の面影とは裏腹に、どこまでも続く雄大な海と小さな港町の風景が展開するシーサイドライン。海に沈む美しい夕陽を追いかけて、ぶらっと各駅停車の旅に出た。

東京急行電鉄 世田谷線

第53回 東京急行電鉄 世田谷線

東京南西部の世田谷区。23区最大の人口を誇るこの街の下高井戸〜三軒茶屋間を結ぶ東京急行電鉄世田谷線は、通常の鉄道線とも路面電車とも異なる東京型LRTともいえる路線である。ステンレスカーに置き換わり雰囲気が一変したが、それでも変わらぬものが息づいている。


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