【全60号セット】週刊 和時計をつくる

西洋の機械時計をもとに、江戸の職人たちによって改良が重ねられ、発展をとげた和時計。
当時の人々の“不定時法”の生活に合わせるために、日本ならではの独自の技術が盛り込まれ、今では一級の工芸品として知られています。本シリーズの和時計は、現存する和時計(台時計)を調査研究し、部品の一つひとつをていねいに図面に描き起こして復元。
江戸の高度な職人技と西洋の時計技術が融合した逸品が、現代に蘇ります。
- 在庫限り
- 送料無料
【全60号セット】週刊 和時計をつくる
10%OFF通常価格 112,675円
本体価格 101,407円 +税
ホビコム限定 ポイント5倍! 5,070ポイント獲得
※当セットの11号はマガジンが付属しておりませんが、組立説明書は付属しており、組立に支障はございません。
和時計とは
江戸時代、太陽の動きに合わせて時刻を決める、独自の不定時法を採用していた日本。
1日を「日の出」「日の入」を基準として昼と夜に分け、それぞれを6つに等分した不定時法は、
季節によって昼夜の長さが変化するため、昼と夜とでは一刻(いっとき)の長さが異なる、とても複雑な時法だった。
江戸時代の「からくり職人」たちは今までみたこともない気候をもつ舶来の機械式時計をもとに、
この複雑な不定時法を取り込んだ和時計をつくりあげた。
常に一定の周期で往復運動を繰り返す「一挺天符(いっちょうてんぷ)」機構の定時法の西洋式機械時計から、
夜明けと夕暮れに2つの天符が自動で切り替わる、「二挺天符」機構の時計を完成させたのだ。
当時の職人たちの技術の粋を集めてつくられた二挺天符時計は、匠の技によって改良が重ねられ、
隆盛を極めた和時計の頂点である。精巧な調度品として楽しむだけでなく、
日の出・日の入りに合わせて暮らしていた当時の時間の流れを是非体感していただきたい。
オリジナル和時計を完全再現
江戸時代の時を体感

- ① 鈴(鐘)
- 上部の鈴(鐘)は文字盤にきざわれた数字に合わせて九つには9回、八つには8回鳴る。
- ② 二挺天符
- 当時の日本の時法(不定時法に合わせて、一日の昼夜の時間調整を行う独自の機構。上天符(昼用天符)と下天符(夜用天符)が自動的に切り替わる。
- ③ 指針と文字盤
- 指針は固定されており、文字盤が右に回転する仕組みのため、時刻数字は左回りに配置されている。
- ④ 十干十二支暦
- 江戸時代に使われていた暦(太陰暦)も再現。当時は子丑寅などの十二支と、甲乙丙丁などの十干を組み合わせて日付を表していた。

- 内部構造
- 正確に時を刻む要の部品「ガンギ車」をはじめ、時用、時打ち用の「二の輪」など当時の歯車の構造を完全復元。側面の板は外せるので、完成後も内部構造を見ることができる。

- 錘
- 錘の重量で時計の歯車を回転させる。時刻を示す文字盤などの時計機構を動かす時用と上部の鈴(鐘)を鳴らす時打ち機構用の錘がある。
マガジンは5つの章で構成
- 組み立てガイド
- パーツの組み立て方をわかりやすく解説。すべての手順を写真付きで解説しているので、手順を追っていけば組み立てられる。
- 和時計探訪
- 日本独自の進化を遂げた和時計を徹底解説!江戸時代の匠の技によって、数多くの種類が考案された和時計を、美しい写真で紹介しながらデザインや仕組み、暦法などについて解説する。

- 時計物語
- 機械式時計の歴史を紹介
13世紀末頃にはじめてつくられた機械式時計の歴史をたどっていくとともに、機構についても詳しく解説。世界中の貴重な時計も数多く紹介。

- 時の千夜一夜
- “時”にまつわる物語
日時計といった時計の起源から、時をテーマにした浮世絵や書物など、様々なエピソードや情報を紹介。

- 江戸のサイエンステクノロジー
- 江戸時代の画期的な発明品を紹介。当時発明された装置や機械の仕組みや、開発秘話、その後の科学技術の発展に与えた影響などを解説


※当セットの11号はマガジンが付属しておりませんが、組立説明書は付属しており、組立に支障はございません。