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ズベズダ 騎馬弓兵の作成(武者の下地塗)

2014/03/10 21:49

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  ブラボーとは

栗鹿毛と他の一頭(連銭葦毛)の塗装は手間がかかり、乾燥の遅い油絵絵具も使用していますので、油絵具が乾燥するまでの間に「侍」の下塗り行います。
一体は通常の黒漆仕上げ具足、他の一体は溜塗(こげ茶)仕上げ具足にしました、溜塗は戦国期以降の具足に遺物があるもので、一般には珍しい事から溜塗にして見ました。
小具足も具足と同様に揃え、矢羽は「本白」と一般的な「切り斑」にしました。
写真は具足を黒漆と溜塗の下地塗を施した状態。
具足を付けた武者の右手は接着する前に具足にタミヤエナメルのブラックと顔にタミヤ水性アクリル「フラットフレッシュ」を施してから右手を接着します。
矢入れ(箙)はタミヤ水性アクリルの「NTOブラック」を施し、矢羽は本白にしますので上部から60%セントほど「NTOブラック」を施し、下部40%にタミヤアクリルの「フラットホワイト」を施します。
鉢巻姿の武者は顔に「フラットフレッシュ」を塗装してから右手を接着します。

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  ブラボーとは

参考:弓の種類
 弓の種類には大別して弓自体の構造に依る物、見た目に依る物がある。
 1:弓の構造に依る分類
   丸木弓:梓・檀(まゆみ)・柘・槻・櫨等の弾力のある木の枝を削って弓にした物        で、断面は円形に近い伏竹弓:丸木弓の外側を平に削り割竹を一面に鰾        (にべ:魚の浮袋で作った膠糊)で貼りあわせた物で、丸木弓より強力で       折れ憎くなった。
   三枚打:伏竹弓の内側を平に削って割竹を鰾で貼った弓で、更に扱いやすく強力と       なった。
   四方竹:三枚打弓の左右にも割竹を貼った弓で更に強力となった。
   胎 弓:ひごゆみと読み見た目は三枚打弓と同様だが、中心の木の部分を左右一定       分の厚みにしてその間を木と竹の胎(ひご)で作った日本独特の製法の弓       で、中の竹の本数により三枚胎、四枚胎、五枚胎、七枚胎等と呼ばれる、       江戸時代に考案され現在の竹弓に至る。
 2.弓の形に依る分類
  弓が竹と木の合成弓になってから両者が剥がれるのを防ぐために漆を塗ったり籐を捲いたりして補強したがその状態により多くの種類がある。
   一張弓:外竹を朱漆、内竹を黒漆塗りとした弓で別名蛇腹弓と云う。
   白木弓:何も塗らずに竹木の色の弓(現在の竹弓は殆んど該当)
   側白木:竹の部分を朱・赤又は黒漆塗とし側面は木の色の侭の弓
   村コキ:コキは手偏に害。側白木弓に漆を塗り所々を拭取ったまだら塗りのなった       弓
   側黒木:側白木弓とは逆に竹の部分をそのままとし側木に黒漆塗を施した弓
   塗 弓:白木弓に漆を懸けた弓
   絲裏弓:いとつつみと読み、白木弓の上から下まで糸を繁く巻き締めた弓
   樺巻弓:語源に種々あり、樺櫻の皮を捲いた物、革巻の物等の説がある。
   節巻弓:弓の竹の節々に籐を巻いた弓
   千檀籐:籐を五分巾に巻き、五分間隔で捲いた弓
   相位弓:弓を黒漆で塗り握りより上下の部分に七・五・三の数で籐を捲いた弓で、       後に巻き方により種々の名が付いた

 籐巻の形状による種類
  重籐弓の種類
   真重籐:「しんのしげとう」と読み、握りより上に三十六箇所、下に二十八箇所の       籐を捲いた弓
   村重籐:真重籐の様に上部三十六、下部二十八に決めずに巻いた弓
   本重籐:握りより下を重籐に巻き握りより上を二所籐に巻いた弓
   鏑重籐:日輪巻、月輪巻の上にのみ籐を巻いた弓
   三所籐:三ヶ所ずつ寄せて巻いた弓
   七所籐:記録にはあるが詳細は不祥
   未重籐:うらしげとうと読み、本重籐と反対の弓
   吹寄重:籐を二箇所宛並べて巻いた物を吹寄と称し、これを滋く巻いた弓
   矢摺重:握りの上の矢摺籐上方星巻か上方に籐を巻いた弓
   節篭重:竹の節部分を籐で巻いた弓で節巻重籐と同じもの
   段重籐:一定の幅を揃えて段々に籐を巻いた弓
   匂重籐:段重籐の各部分の両端に細い糸を巻いた弓
   中重籐:握りより日輪巻、月輪巻の間を幅広に巻その間を細かく繁く巻いた弓
   引両重:引両には二引両、三引両とあるが、その引両紋の様に二つ、三つ寄せて巻       いた弓を云うが、大体は子持引両に似せて幅広と細い線の形に巻いた物が       多い
   鵺重籐:ぬえしげとうと読み、上下の鏑巻と矢摺籐だけ巻いた弓
   白重籐:節巻部分が多くて隙間の少ない弓
   尺重籐:室町時代以降に弓組足軽が所持した長さ六尺で一尺毎に籐を巻いた弓
   塗籠籐:籐を白木弓全体に巻いて上から漆を塗った弓
 弦の種類
  幾ら強弓と云っても弓に「弦(つる)」が無いと肝心の矢を飛ばす事が出来ない重要 な部品で、弦は日本では奈良期より苧(からむし)の繊維で作られてたが、後に現在に 至る迄片捻りの麻の糸に天鼠(クスネ:松脂に油を交ぜて煮て練った物)を塗りこんで 作られる。但し、現在では合成繊維や麻に合成繊維を交ぜた物  が主流である。
  弦の種類
   白 弦:麻と天鼠の色の侭の物
   塗 弦:白弦に黒漆を塗った物で、軍陣で多く使用された。
   関 弦:白弦の練糸を隙間なく巻締めてから漆を塗った弦で尤強度がある弦

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  ブラボーとは

参考:矢の種類
 矢は先端の鏃、矢柄(箆とも云う)、矢羽、筈(弦を掛ける)から成り、各々に種類がある。
 1.矢柄(箆)の種類
   白 箆:篠竹を矯め削っただけで表面に加工を施していない物
   拭 箆:矢柄全体に薄く漆を懸けて拭ったもの
   渋 箆:さわしのと読み、泥沼等に一・二年漬けて置いて茶黒く艶の様な色合にな       ったもの。古くは漆で渋色にさっと塗ったものといわれる
   砂摺箆:砂を布に付けて磨いた物で、艶の無い白箆を云う
   節蔭箆:白箆や渋箆の節々に漆を塗ったもの

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参考:鏃の種類
 鏃は中世以来多種多様の物が考案されたが、大別すると「板状の物」「方形の物」に別れる。
 鏃は用途形状等多種多様であるが、実戦用は重く当時の弓では飛距離も短かった。又、矢羽は三枚であるが板状の鏃(平根)は回天して困るものは四枚羽だった。
 1.目的別分類
  矢は目的により「野矢、征矢、的矢」等に別れ更に鏑矢、尖矢、雁俣、蟇目、神頭」  等に分類される。
   野 矢:鹿矢(ししや)とも云い狩猟に用いる物だが、軍用にも用いられた。
   征 矢:軍用の矢で念入りに作られた矢
   的 矢:的前で射る矢、つまり稽古用の矢の事
   鏑 矢:源平の頃は戦闘開始の合図にこの矢を射たもので、中空の鏑状の物を矢を       付け先端に雁俣と称する鏃をつける。射ると音がなる。
   蟇 目:現代でも神社の祭礼等で見られる矢の先に大形の鏑をつけた物で鏃は用い       ない。
   神 頭:鏃が円筒状の矢で所謂ダムダム弾の様な効果を出す矢

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  ブラボーとは

参考:矢羽の種類
 矢に付けられた鳥の羽で「鷲・鷹・鶴・白鳥・鷺・雁・烏・鴇」等が用いられ、その羽の模様・羽の場所によって多くの種類がある。
 キットの矢羽は代表的な本白と切斑を採用したが、本白は鷲の尾羽で羽根元が白いものを云い、写真は当方所有の物で、現在は四本一組が多く六本組は珍しい。
 鷹の尾羽の両端の羽を「石打」と呼び、石打で作られた征矢は「石打の征矢」と呼ばれ中世以来侍大将が持つ矢だった。
 石打は一羽に二枚しかなく更に外側半分しか使用できないので、一本の矢を作るのに三羽の鷹が必要となり四本作るには6羽の鷹が必要となる事から現在では非常に高価で四本組(通常四本で一組)が百万以上もする。
 現在では恐らく六本で二十万は超えるだろうと思います。
 写真は矢羽自体の名称その模様を図示したもので、種々紹介されているが、中には実物にお目に懸った事の無い物も多く、この多種の中で実見した物には「切斑・黒羽・白羽・本白・白切斑」位の物である。

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 写真は矢羽の種類と名称を図示した物

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 写真は矢羽の種類と名称を図示した物

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 写真は矢羽の種類と名称を図示した物

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参考:矢入れ具の種類
 中世以来戦陣で使用されたのが「箙(えびら)」であるが、最大でも32本位しか矢を携帯できないので、後には本数が入る「靱(うつぼ)」も用いられるようになった。
 キットの矢入れは形状等からこの「箙」を表現しているようである。
 写真は箙の形状と名所、各紐の結び方を図示したもの。


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