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ズベズダ 侍弓兵の作成(仕上塗装)

2014/04/29 16:27

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  ブラボーとは

下地塗が完了しましたので、愈々仕上げ塗装に入りますが、物が小さいため出来るだけメーカー製造の単色で行うことにしました。
但し、黒漆塗りの具足はデアゴの伊達政宗の具足の補修でも指定されていますタミヤのブラック(エナメル)をブラック(エナメル艶有)を使用し、赤具足はベネチアンレッド、焦茶の具足はバーントアンバーを使用します。
緑の直垂はクロームグリーンディープヒュー、赤の直垂はブライトレッド、紺の直垂はブルーブラックを使用します。
また、「揺るぎの糸」が毛引威になっていますので、具足の色とは違う色で行い威を表現したいと思いますが、何しろ小さいものですから何処まで再現できるかは未定です。
更に「下散」部分は素懸威ですから揺るぎの糸と同色で表現する必要がありますが、この部分は「揺るぎの糸」より小さいので再現がある程度成功すればOKと妥協したいと思います。

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  ブラボーとは

武者2体の塗装色の状況

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  ブラボーとは

参考:
当世兜(変り兜):室町初期には細い三角錐の鉄板を六十二枚とか八十枚と百二十枚を矧あわせた筋兜や小星兜が作られたが、室町後期(所謂戦国時代)になると世は乱世となり大量の武具が必要となって簡略化された兜が作られるようになった。
特に「日根野」と呼ぶ兜は、五枚程度の鉄板を矧合わせて造られた物で、キットの内で二名の立っている武者(立って「取懸」姿の武者と片膝で斜上方に向けて射ている武者)の兜は、「日根野」を表現しているようである。更に、「会」に入って水平に狙っている武者の兜は星兜を表現しているようである。

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  ブラボーとは

当世兜の種別:数枚の鉄板で作られる当世兜は、様々な形状のものが考案されたが、遺物の大方は江戸期の者で戦国期のものは夫ほど多くは無い。
1.突背(とっぱい)形兜
  通常突背兜と呼ぶが、突背には尖った兜と云う意味があり、日本語の用法としては            重複語で呼んでいることになる。
  突背は三角形の縦矧板構成が多く、上級品は黒漆塗総覆輪の物から二枚鉄板打出し、一枚鉄板打出しもあり 形も椎の実形、栗の実形、筆頭形、錐形、漏斗形等がある。
  この形式は安土・桃山期の戦記物にも散見する。
2.桃形兜
  南蛮兜の影響を受けた形で、前中央から後にかけて一条の鎬を立てて左右面が平滑なもの
3.烏帽子形兜
  簡単な頭形の鉢に薄鉄、練革、和紙等の張懸で作られた物で烏帽子の形状により種々ある。
4.被物形兜
  被り物を象った兜で、作りは烏帽子形兜と同様
5.神佛、動物形兜
  神佛や動物を象ったもので整作は烏帽子形兜と同様である。上杉謙信の三宝荒神の兜は特に有名。この手に も種々ある。
6.鳥形・虫形兜
  鳥や虫を象った兜で製作は同じであるが種類は少ない
7.貝形・魚形兜
  貝や魚形を象ったもので製作は同様であるが、種類は夫ほど多くは無い。
8.植物形兜
  植物を象ったもので製法は同様で植物の実を象ったものが多い。豊臣秀吉の馬藺は有名
9.頭髪形兜
  頭成の兜鉢に植毛を行ったもので結い方によって種々の物がある。
10.器物形兜
  器物の形状を兜の形にしたもので種々あるが、黒田高孝の合子形兜が有名である。
11.山岳形・気象形兜
  山岳と水形を象ったもので製作法は同様だが、水形には意味不明の物も多い。加藤嘉明の富士山形兜が有名である。
12.変形兜
  上記の分類に入らないもので、机上の産物と思われるものが多い。

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  ブラボーとは

著名武将・武者の兜(遺物と武蔭叢話より)
 加藤 清正:長烏帽子形兜
 徳川 家康:大黒頭巾形兜
 谷津 主水:猿面形兜
 前田 利家:鯰尾形兜
 黒田 長礼:一の谷形兜
 竹中半兵衛:一の谷形兜
 柴田伊賀守:鉄益峰形兜(鉄益はてっかいと読む)
 浦野 若狭:小水牛形兜
 原 隠岐守:十王頭形兜
 日根野織部:唐冠形兜
 黒田 長政:大水牛形兜
 福島 正則:四股鹿形兜
 蒲生 氏郷:鯰尾形兜
 伏木 久内:変蛤形兜
 細川 三齋:山鳥形兜
 武田 信玄:諏訪
 矢田作一郎:鯉形兜
 藤堂 新七:帽子形兜
 本多平八郎:鹿角脇立兜

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  ブラボーとは

上杉謙信の三宝荒神の兜

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徳川家康の白檀塗黒糸威具足 兜は典型的な日根野形である。

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徳川家康の伊予札黒糸威素懸威腹巻具足 兜は有名な大黒頭巾で、この具足は関が原で使用の伝がある。

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南蛮胴具足 この具足は日本製ではなく輸入された物を日本風に改装したもの。


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コメント5件

西大津ング

西大津ング
毎回楽しみ且つ、勉強になります^^
様々な形の兜、ほんと美しいです。

04月30日 10:21このコメントを違反報告する

Dannyboy

Dannyboy
物凄い考証力、好奇心と探究心プラス技術力の賜物ですね。
見習いたい所ですが、足元にも及びません^_^。

05月04日 11:09このコメントを違反報告する

ロマン・スミルノフ

ロマン・スミルノフ
西大津ング さん
いつもコメントを頂きありがとうございます。
専門書にはもっと多くの変わり兜が紹介されていますが、記録から見ますとその大半は江戸時代になってからのものです。
個の主張・主義・自己顕示欲などが兜に現れているといっても過言ではありません。
実際には具足はある意味消耗品でもありますので、記録に残る武将の兜が全て遺物として残っているわけではありません。
色も様々あるように見えますが、持斎には5色くらいで構成されています。

05月05日 10:29このコメントを違反報告する

ロマン・スミルノフ

ロマン・スミルノフ
黒豆おかきさん
コメントありがとうございます。
当時の武将は縁起とかも担いだようで、語呂合わせで「勝つ」をイメージしたものが多いです。
当初は文章が多くなりますので「どうかな?」とは思いましたが、少しでも具体的なことを知っていただきたくせっせと文章入れています。
完成までお付き合いください。
実は兜の「前立」「脇立」「後立」などは更に数多くの種類があります。
自己を目立たせるには前立が一番多ですが、これもある程度は年代測定も出来ますのでそのあたりもと考えています。
もちろん鎧・兜も年代により判定できる特徴がありますので、想定時代から外れますがそのあたりの記述も考えています。

05月05日 10:36このコメントを違反報告する

ロマン・スミルノフ

ロマン・スミルノフ
Dannyboyさん
コメントとお褒めの言葉ありがとうございます。
甲冑・武具につきましては、小学校時代から色々調べており、中学・高校の時に何人かの渦中研究家の方に師事しました。(一名の方を除いて物故されています)
西洋の甲冑も高校時代に日本でただ一人「英仏」の甲冑師組合の正会員で研究家の方に師事して当初は入門書を購入していただきました。
製作の技術力はたいしたことはないと思いますが、案外凝り性なので資史料は人一倍持っています。
甲冑についてはフィギュア販売を友人と目論見ました際に「通史」的な塗装ガイドを拵えた事があります。
本当はキットの想定時代より騎馬戦だった源平の頃の甲冑の方が面白い部分が多いですから、追々キットの作業とともに略記してみたいと思います。

05月05日 10:44このコメントを違反報告する


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