バンノックバーンのスコットランド騎士の製作1(組立)
2013/06/24 10:48
中性洗剤で離型剤を洗い流してキッチン・ペーパーや柔かい布で水分をふき取って充分に乾燥させ塗装を考慮しました組立に入りますが、このキットの場合は両足間と背部のサーコートの間に剣の鞘が来ますので塗装するが少々面倒なので鞘は塗装後に接着することにします。
又盾も先に左手に接着しますと塗装が面倒になりますので、これも盾は塗装後に行う事にして胴体に左手を接着します。
メタルフィギュアは新しい頃を含めてパーティングラインがくっきりと出ている物は少なく、それ程パーティングラインを気にする必要はありません。
頭部はここで接着しても顔を完成させてから接着してもさほど問題は御座いませんが、サイズが大きいですから塗装後に接着した方が顔は奇麗に出来るでしょう。
部品を接着する際に真鍮線を入れて強度を上げる方法を取るマスターも居られますが、なくても余り問題はありません。但し、接着剤が経年により劣化してポロリ!などと言う大事故が起り得ますので、出来得ればジョイントに真鍮線を入れましょう。
メタルフィギュアに使用される接着剤は大きく別けて3種類が使用されており、一つ目はエポキシ接着剤、二つ目は金属用瞬間接着剤、三つ目は液体半田(日本では使用されておらず、この液体半田には笑い話の様な出来事があり、それは欧米のフィギュアメインのホビー雑誌の広告や記事に半田ごてを使用して部品を接着している写真が掲載されているのを見て、半田鏝で部品を接着しようとして溶かしてしまったというものです。実際には液体半田を半田鏝で蒸発をさせているだけで部品に熱を加えている訳ではなかったの)です。
但し、液体半田を使用する方法は用いらずエポキシ接着剤も衝撃に弱い部分がある事から仲間内では専ら対衝撃の強い「関西ポリマー」の金属用を使用していました。
もし、エポキシ接着剤を使用する場合は出来るだけ硬化時間の長い(例えば12時間硬化)のを撰んでください。硬化時間の短いもの(5分又は30分硬化)は、硬化時間が短い分科学反応に無理があるようで長時間タイプより対衝撃に弱いようです。
剣に本来ついている筈のたぼが削られいましたので、アルミ線でたぼを作り、右手に接着できる様にしました。
盾は絵を描きますので絵を描いてから腕に接着します。
次回は下地塗装です。
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コメント2件
- papa7159
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こんにちは。
メタルフィギュアは私にとって「未知の世界」です。
が、このように丁寧にご説明頂けると、「なるほど」と
思う事が出来ます。今後の工程が楽しみでお気に入りに入れました^^
06月24日 16:42 | このコメントを違反報告する
- ロマン・スミルノフ
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papa7159様
いつもコメント有り難う御座います。
多少なりとも参考にしていただけておりますようで此方もやりがいが御座います。
メタルフィギュア・キットは日本では木製細工品のように金属細工品の伝統が深くありませんので、なじみが無いために難しいと思われますようですが殆ど一般のスチロール樹脂やレジン製品と変わりません。
06月25日 11:25 | このコメントを違反報告する
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