紫々部シオン、どこがひどいのか検証する
2022/12/07 11:02
南東北星です。
発売から1年もたってますが、バンダイの境界戦記から紫々部シオンさんです。
世間では、酷評されていますが、おおむね次の点が原因のようです。
・アニメデザインと違い、肩幅が広すぎる。
・ひじが球体間接
・可動域が少なすぎ
・肩、ひざが外れやすい
そのほかの点は、アニメキャラをプラモ化するにあたって、多かれ少なかれ生じる問題なので、いまさら取り上げることではありません。
さて、以上の点を解消すれば、満足のいくものになるのでしょうか?
ここは、魔改造を前提に紫々部シオンを作り上げることにします。
お顔は、三つありますが、ひとつだけタンポ印刷で、後は、シールなりデカールで作ることになります。
まずは、印刷のお顔で組んでみました。
後ろ髪の内側は、お約束の肉抜きですね。
もみあげが可動するので、かなり前出しできますが、表情付けに役立てるには、作者の腕次第ですかね。
さて、上半身ですが、つるぺたなのは仕方ないとしても、インナーの背中側がないので、上着に直付けです。
キャストオフができないという、レビューもありましたが、それよりも後ろ髪が邪魔で上を向けないほうが問題です。
インナーなので、見えなくなるはずのスカート?部の造形が、妙に良いですねぇ。これは、よからぬ改造を考えてしまいます。
今まで、この点に注目したレビューのないのが不思議です。
上半身の前屈の助けになるかどうかわかりませんが、ジョイントの一部を削っておきます。
実は、後はめが楽になります。
腕は、先に組んで肩にはめてから、上半身を組んだほうが楽です。
肩がすっぽ抜けると言うレビューは、肩のリングがきちんと収まっていないからでしょう。
これは、ちょっと驚いた。
パンツじゃないけれど、腰パーツなんだけど、パンツじゃないのに、一発成型されている。
マックスファクトリーのギルティプリンセスシリーズもそうでしたが、あちらは軟質素材でした。
プラで、これは珍しいと言うか、はじめて見た。
袖の長さが、アニメデザインよりも長いのか?
ちょっと違和感がありますなぁ。
股間の部分を組み立てて、ローアン撮影。
シャツのすそから7ミリほどしかないです。
上着を使わなければ、結構なミニ丈です。
そして、右足です。
形状はいいですね。ズボンらしい、形状です。
スニーカーも無駄にいいできです。
ただし、ひざ関節は、巷間いわれているとおり、ぱっくり割れてみっともないです。
そして、やはりすね側が抜けやすいとの指摘ですが、差し込む際に、しっかり「パチン」と、鳴るようにはめると、特に問題はないです。
尺が足りないので、続きは、コメント欄です。
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コメント4件
- 南東北星
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仮組み終了で、この感じです。
さて、以上を踏まえて、美少女プラモの範疇で考えると、圧倒的に色気が足りません。
肌色面積は、皆無に近いです。
なるほどアニメヒロインのキャラクタープラモとしては、そもそも売れる要素がない上に、プラモとしても中途半端ですね。
メーカー内部で何があったのか知りませんが、途中で設計変更されたのは容易に想像できます。
おそらく、設計側のやりたかったことが、半分以下のようです。
まあ、それ以上は憶測になるのでやめますが、大人の事情というやつですね。
で、この先は、魔改造となります。
基本は、紫々部シオンさんですが、素体を生かして見栄えのする仕上がりを目指しましょう。
次回からは、魔改造日誌となります(笑)
12月07日 11:03 | このコメントを違反報告する
- げのめ
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南東北星さんが、この色気も売る気もない酷評キットをどう料理するのか、興味津々です
それにしても、あらためて見ても膝関節構造の酷さが目立ちますね、、、
いままでのバンダイ美プラの技術の蓄積は何だったのかと、問いたいくらいです。
いっそ固定モデルにしたほうが売れてと思う
12月07日 20:53 | このコメントを違反報告する
- 南東北星
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げのめさん、いつもありがとうございます。
まったく、おっしゃる通りです。
肘、ひざの関節は、十分検討されたとは思えないですね。
同種のバンダイ製品と比べても、かなりひどいです。
せめて、フィギュアとして見られる程度には、何とかしたいですね。
12月08日 10:14 | このコメントを違反報告する
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