模型を作ってシェアするホビーコミュニティ ホビコム by デアゴスティーニ

ゼロ戦祭り「雪と氷の翼~撃たず、飛ばず、戦わず~」

2018/04/06 09:46

  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image
  • Sq_ms_image

ゼロ戦祭り「雪と氷の翼~撃たず、飛ばず、戦わず~」

  ブラボーとは

中谷宇吉郎博士をご存知の方は、多いと思います。
世界で初の人工雪の制作を始め、低温科学の分野で大きな足跡を残しています。
しかし、大戦中は軍の要請により「航空機の着雪氷研究」を行っていたことはあまり知られていないかもしれません。
数年前、北海道新聞の連載で、この研究にゼロ戦が使われていたとの1行があり、ずっと引っかかっていました。
さらに最近、ニセコ山系に関する記事で、また取り上げられていたのを目にして、ある考えが浮かびました。
大戦中、兵器としての本来の使われ方を全うしたゼロ戦のほかに、意外ともいえる運命を歩んだゼロ戦があった。それをぜひ再現してみたい、という思いです。
大戦中の軍の研究ですから、資料も写真もなく、却って想像が膨らみました。
記事によれば、ニセコ山中で行われた、とあるだけです。険しい山中を、人馬に寄るしかない運搬手段で運び上げ、据付け固定し、観測機器を配置する。
財政的にも、潤沢とは言えない秘密研究であり、日々の観測が目的という地味な研究ですが、地勢的にも気候的にも、対ソ連を見据えた、北千島における航空機運用の基礎となったでしょう。
また、その成果は、戦後も冬期間の航空機運用に役だったと信じています。
研究が、1943年らしいので、生産が終わりかけていたニ一型の余剰機体を、研究に回したと想定しています。
また、研究目的であることから、生産過程で機銃、無線機などの不要な装備は取り付けず、ピトー管も外したと、想定しています。外形的に機体の一部であるアンテナはそのままですが、空中線はありません。
計器類も外され、穴あきのままです。
おそらく、ふもとの俱知安駅まで、貨物列車で陸送し、分解して馬そりで運び上げ、やぐらを組んで組み立てて、そのまま固定したと思います。
やぐらは、風雪に耐えうるために頑丈なものであり、ニセコで最も風の強い西に向けられたと思います。
作品では、木で床とやぐらを作り、紙粘土と透明ボンドで雪氷を表現しています。
研究員のフィギュアは、他の1/72から流用しています。
飛ばず、撃たずに空を見据えていたであろうゼロ戦がいたこと、それを作品に出来たのは、万感の思いであります。


ブラボー62 お気に入り登録4   ブラボーとは

コメント29件

南東北星

南東北星
例によって、例のごとく、作品を仕上げたら、完成ロスで気が抜けています。
次は、じゅくじょかぁ~。

04月06日 09:51このコメントを違反報告する

K-Zo.

K-Zo.
 こんにちは。
 う~んあの氷まみれの零戦にはそんな背景が……。
 ちっとも知りませんでした。
 飛ばずに、闘うこともなく、しかし秘かに研究のため使われていた零戦。
 ジェット機の時代がやってきた今でも、この基礎研究が生きていると信じたいですね。それならこの零戦も報われるというもの❤

04月06日 10:26このコメントを違反報告する

柏木 光雄

柏木 光雄
完成おめでとうございます。
航空機の耐久テストの一環として、樹氷試験があったことは文献で読んだことがありましたが、イメージさえ湧きませんでした。
成る程~。
再現されたディオラマを拝見して、今までになかったものを形にしたところが凄いと思いました。
作りこみの飛行機も良いですがディオラマは益々面白く成って来ましたね。

04月06日 10:56このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
K-Zo.さん、いつもありがとうございます。
研究終了後、あるいは戦後、この機体がどうなったかは、語られていませんが、秘かに処分されたのは間違いないですね。
研究の成果は、博士が戦後も活躍されたので、なにがしか有効活用されたと信じています。
新千歳空港が雪で閉鎖とか機体の除雪とか聞くと、この話を思い出します。

04月06日 11:02このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
柏木 光雄さん、いつもありがとうございます。
この逸話は、ご存知でしたか。さすがです。
イメージは、もっと山の中ですが祭りに間に合わせるため、樹木は手を抜いています。
でも、風を通すのが目的なので、両脇は大きく開けているだろうと思われるので、斜めに配置して、樹木量を減らしました。
ジオラマは、工夫次第でいろいろ楽しめますね。

04月06日 11:05このコメントを違反報告する

sirobouzu

sirobouzu
完成おめでとうございます。
戦時中にそのようなことが行われていたとは知りませんでした。
紙粘土と透明ボンドでの氷雪表現が凄いですね。
ゼロ戦を眺めていたら作業員の禿げ頭に目が釘付けになりました。
あの頭は寒さに耐えたのだろうか・・・m(_ _)m

04月06日 14:19このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
sirobouzuさん、いつもありがとうございます。
珍しい話なので、心に残っていました。
雪氷表現に、評価いただいてうれしいです。
フィギュアの頭は、特に何もしなかったのは、うかつでした。
まあ、ゼロ戦と一緒になって、寒さに耐えていたという事で(笑)

04月06日 14:34このコメントを違反報告する

ひげのば

ひげのば
どーもです
南東北星さんならではの
着眼点ですね〜〜
興味深い内容
とても勉強になりました!
桜はまだまだですね〜〜

04月06日 17:27このコメントを違反報告する

paopao0079

paopao0079
完成おめでとう御座います。
実戦以外の使命を帯びた機体というのがツボでした。

04月06日 17:42このコメントを違反報告する

シノイヌ

シノイヌ
コメント文を読んで「う~ん」となってしまいました。
「零戦」の意外な一面、また、それに着目し、再現された「南東北星 さん」は流石です。
本当に色んな使われ方をしたのですね~。

04月06日 18:54このコメントを違反報告する

工廠長

工廠長
完成お疲れさまでございました。
成程、実話が模型設定だったのですね。
皆さん勉強家でございますなぁ~。

やっぱ氷柱が良い仕事しておりますなぁ~♪

04月06日 19:31このコメントを違反報告する

エンドウ

エンドウ
旭川は、まだまだ寒いべさー、桜も連休明けダモノ。
ニセコっつーたら、羊蹄山だべ。
残雪がキレイな今の時期、外ロケどうデスカ、外ロケ!!
(旭川からニセコまで何時間かかると思ってるのよォ、冗談です(≧▽≦)/)

04月06日 19:45このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
ひげのばさん、いつもありがとうございます。
偶然のたまものですが、新聞記事を目にしていなければ、この作品はなかったでしょう。
当地では、例年、サクラは、5月の連休が見ごろになります。
道民の楽しみは、満開の桜の下で、ビールとジンギスカンです(笑)

04月06日 20:48このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
paopao0079さん、いつもありがとうございます。
戦闘機の本懐としては、実戦なのでしょうけれど、こういうのが好きなのですよ。

04月06日 20:49このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
シノイヌさん、いつもありがとうございます。
まさか、研究目的で実機を使うとは思っていなかったので、同じく「う~ん」となりました(笑)

04月06日 20:56このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
工廠長さん、いつもありがとうございます。
昨年は、自分でも意外なくらい飛行機を作りました。
自然と、飛行機関係の読み物に目が行くようになりましたね。
氷柱は、太さや形に、まだまだ研究の余地があるので、中谷先生を見習って精進します(笑)

04月06日 20:59このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
エンドウさん、いつもありがとうございます。
旭川の今朝は、0度でした。
地元ですら信じられませんが、その分空気が澄んでいるような気がします。
天気が良ければ、自宅から、北海道の屋根、背骨と呼ばれる大雪山(たいせつざん)が、見られます。
羊蹄山もきれいですが、大雪山もきれいですよ。
そろそろ、外ロケも考えましょう。
ネタ作りもしなければ(笑)

04月06日 21:03このコメントを違反報告する

G太郎

G太郎
南東北星さん>こんばんは~っ
こちらも、あいにくの天気で霙交じりの雨降りですので塗装&パテ盛り作業はおわづけです。
間違いなく次回は?熟女ですねぇ~ッ‼(笑)

04月06日 21:11このコメントを違反報告する

木工平八 

木工平八 
こんばんわ

コメントからの史実に基づいた着眼点や設定が感動的です。
華々しく戦った機体もかっこいいですが、
こういった隠れた貢献をした機体もかっこいいと思いました。

設定を理解したうえで、作品を見るとまた、感慨深いものがありますね。

04月06日 21:12このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
G太郎さん、いつもありがとうございます。
そちらも、天候不順ですか。
仕方ないですね。じゅくじょと戯れて、日曜日には、完成披露とまいりましょう。

04月06日 21:17このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
木工平八さん、いつもありがとうございます。
戦闘機といえど、こういう話を知ると、また違って見えますよね。
少しでも作品に反映されていると、見ていただけてうれしいです。

04月06日 21:20このコメントを違反報告する

雅信

雅信
南東北星さん。
完成おめでとうございます!
構成力と行動力、裏打ちされた確かな技術。
ドラマチックな作品に心うたれました。
…ハデな演出ばかり拘る雅信をお叱りください…。

素直に感動しました。
これは素晴らしいものだと思います。

04月06日 22:38このコメントを違反報告する

たぬぽん

たぬぽん
完成おめでとうございます。
着雪氷研究なる言葉は初めて聞きましたが、言われてみれば高高度を
飛ぶ飛行機に雪、氷が付着すれば命取りですね。
着雪氷研究の言葉を元に、想像力だけでのジオラマの再現素晴らしいです。櫓のつららが極冠の地での実験ということへの説得力を与えてますね。暖かい土地に住んでいると、こういう発想は出てこないです。

04月06日 23:50このコメントを違反報告する

Delta-3

Delta-3
制作日誌のほうでは???という感じだったんですが、ああ…こういう事だったのか、と。タイトルも良く、実に余韻のある「ドラマ」を拝見させていただきました。(^。^)

「着雪氷」は飛行中であれば翼前縁に形成されて断面形状を変えてしまい、結果として揚力を失う「極めて危険な現象」です。また、地上にあってもヒンジ凍結や作動油の粘性増加が始動性に関して大きな問題になります。独ソ関係の悪化から海軍がソ連参戦に備えて急きょ実施した…ような気もします。

それと…
「道新」、「人工雪の研究」…開けてなかった記憶の引き出しが開かれました。
(^。^)

04月07日 02:27このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
雅信さん、いつもありがとうございます。
評価いただき、ありがとうございます。
叱るだなんて、とんでもない。
雅信さんのダイナミックな作品には、拝見するたびに圧倒されています。
見るのが、楽しいです。

04月07日 07:25このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
たぬぽんさん、いつもありがとうございます。
寒地ならではの発想のたまものといいますか、見慣れた風景に飛行機があったらどうなるか?
そこからが始まりでした。
想像するだけですが、何とか形になりました。

04月07日 07:28このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
Delta-3さん、いつもありがとうございます。
全く、おっしゃる通りです。
当時の情勢から、軍の研究目的は、対ソ戦に備えての寒地における機能の維持だと思います。
ゼロ戦を一機、丸ごと使うところが、軍隊らしいといえますね。
引き出しから、懐かしいものが見つかりましたか?

04月07日 07:36このコメントを違反報告する

ししまるマスター

ししまるマスター
遅~い完成おめでとう御座いますで申し訳御座いません。
なるほど!ナイスな情景ですね~。雪(氷)と零戦は結びつきが
なかったので、目を引きますデス。
エルロンの件、ご苦労様でした。実験整備中のジオラマなら下がっていても不思議ではありません。夢の世界、遊びの世界 言い訳は何とでもなります。楽しんでいきましょうね~。(^^

04月18日 08:22このコメントを違反報告する

南東北星

南東北星
もでらーえっくすさん、いつもありがとうございます。
周りとは違った切り口で、ゼロ戦祭りに参加しましたヽ(*^ω^*)ノ

こういう機会に、思い描いていたものが作れて、うれしいです。
制作中も、あれこれ考えるのが楽しくて、エルロンのことは『ああ、そうなんだ』くらいにしか思っていません。
気付かなかったことが気づけたので、逆によかったです。

また、違うものを作りますので、よろしくお願いします。

04月18日 17:01このコメントを違反報告する


コメントを書く1,000文字以内

Ms_noimage

コメントを投稿するにはログインが必要です。