HMS victory 98号 および砲門の完成
2014/04/13 15:42
98号の作業指示はトップマストのシュラウド締め上げとメインマストのステー取り付けです、実はシュラウドは上下とも先行製作で完成済みであり、ステー2本の製作だけで約2時間ほどで完成しました。
時間を持て余したので、部品が揃っている砲門周りを先行製作しました。
ダミーの砲身は以前製作した手作り品をすでに取り付けてありましたが、すべて取り外しました、上層の12ポンド砲は出来ばえが気に入らず、今回配布された部品を再加工して使用します。
簡易旋盤(ドリルスタンドに電動ドリルを水平に取り付けたもの)のチャックに砲身の取り付け軸部分を咥え、回転させながらヤスリで砲身および銃口まわりのバリ、黒皮を削り取ります、銃口はドリルでさらえ、面取りをします、ヤスリ目はメタルプライマーで消えます。
プライマーを吹いてからゴールドスプレーで塗装しました、目立ちすぎですが経時変化で落ち着いた色になるのはC62で実証済みです。
下層の32ポンド砲は帆船ショップで入手した真鍮の挽き物を加工して取り付けてあり、錆び防止にゴールド塗装しました。
中層の24ポンド砲は真鍮の挽き物の銃口にパイプを埋め込み口径を小さくして使用しましたが、数が足りないので右舷は手作り品を使用しました。
砲門の扉です、マホガニー材で製作しました、ヒンジを貼り付けてからロープ穴を明け、錆び止めにメタルプライマーを吹きました、大量の穴あけにはチャック付きのルーターが便利です。
先ず砲門の飾りを塗装して貼り付けました、黒色塗装を指示された金属部品はすべて黒鉄色で統一しています。
砲門の扉の接着には苦労しました、100円ショップのゼリー状瞬接は硬化時間が長く、1分以上手を離せません、写真の接着剤は10秒程度で初期硬化して手を離せます、船体を立てたままでも簡単に取り付けできます、お試しあれ。
扉の糸張りは作業性悪くギブアップです、銅色のステンレスカラーワイヤーで代用しました。
砲門が完成し舷側の作業が終わったようです、次号からはしばらく失業です。
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コメント6件
- 阿修羅
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先行作成して頂き、いつも大変参考になります。
砲身も自作されているとの事、勉強になります。
旋盤も自作されたのですね。
これからもよろしくお願いします。
04月13日 16:23 | このコメントを違反報告する
- tada771
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98号もう終わったんですね。しかも大砲の改造、砲門まで作成されるとは!さすがです。私は98号のシュラウドで腹いっぱいになったので、残りは来週に持ち越しです。
ブラボー。
04月13日 17:10 | このコメントを違反報告する
- 第二人生丸
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阿修羅さま、tada771さま、へび様、コメントありがとうございます。
舷側の砲列は帆船模型の華と思います、砲身などは拘って製作しています、書き忘れましたが船体のロープ穴には1.5mmのハトメを埋め込んであります。
04月13日 20:16 | このコメントを違反報告する
- m-やっさん
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第二人生丸さん すごいですねー!!!もうそこまで進んでいるのですか。
私などとても足元にも及びません。とくに砲身の改造自作などできそうにもありません。今後の参考にさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
04月14日 10:19 | このコメントを違反報告する
- 第二人生丸
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模型道楽さん、コメントありがとうございます、テキストに忠実な貴殿と違い、勝手に先行製作してはよく失敗しています。
これから始まる小さい滑車の糸通しには今から心配しています、また教えてください。
m-やっさんさん、コメントありがとうございます、私は配布部品や作業指示に満足せず、変なところに拘る困ったモデラーですが、参考になる所があれば幸いです。
04月15日 09:06 | このコメントを違反報告する
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