タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その3
2013/12/08 12:06
タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その2に続き~その3です。
操縦席のディテールアップが終了しましたので塗装作業に入ります。
先にも書きましたが。。。
飛行機モデルの作成は、組み立て後には塗装等加工が出来ない部分が発生しますので手順を考えながら進める必要があります。
特に操縦席はモノコックの機体内部構造物ですので先に仕上げてしまいます。
ディテールアップした操縦席にサーフェーサーを吹いてから座席に「クッション兼用落下傘」を付けるの忘れていた事に気付きましてww
プラ板を切り出して接着しましたぁ(^m^)>
私はエアブラシを装備しておりません為、塗装はもっぱら缶スプレー&筆塗で仕上げています(笑)
そんな訳で、ラッカー系塗料のコックピット色を筆塗です。
一度に厚塗りせずに乾燥を繰り返しながら塗り重ねて行きます。
筆塗のコツは一定の方向に筆を運び、決して返し筆をしない事です。
塗料も平皿で溶液にて適度に希釈して粘度を調整し、筆につけた塗料の量も皿の縁で適量に調整してやります。
プラ板の切れ端に試し塗りして塗料の粘度や色の乗り具合を確認しながら塗装するのがいいでしょう。
筆塗で乾燥を繰り返しながらコックピット色を塗り、完全乾燥を待ち、完全乾燥後、機銃・計器盤・その他を黒で塗り分け、計器部分を白で塗装しました。
ここまでの筆塗による基本塗装でのポイントは、塗装の仕上がりを急ぐあまり充分な乾燥を待たないまま色を乗せると、溶剤で下地の色が滲んでしまったり、被膜が分厚くなりひび割れたりと言う失敗に繋がります。
(これは缶スプレーでの塗装にも言えますが。。。)
私の場合、少なくとも一昼夜は乾燥時間を設けています。
計器類は非常に小さな部分ですので、エナメル系塗料の白を爪楊枝の先につけて予めピンバイスで凹状に仕上げておいた丸い計器に突き刺す様に塗料を乗せます。
ある程度乾燥したら、エナメル溶液を綿棒につけてはみ出した余分な塗料を拭き取ります。
すると計器のリング部分の塗料だけが拭き取れて凹の中の白色が残ると言う訳です。
機体内側も同じ要領で仕上げ塗装を施しました。
基本塗装が終わると、エナメル系塗料でウォッシング&ドライブラシ塗装を施しまして塗装作業が終了です。
組み立てると機体内部に隠れる部分ですので、ドライブラシで特にハイライトを強調しています。
操縦席を機体右側に仮組みしてパーツの合いや塗り忘れがないかを確認。。。
同じように機体左側に操縦席を仮組みしてパーツの合いや塗り忘れがないかを確認します。
機体を接着してしまえば見えなくなる部分が大半です^^;
キットオリジナルの操縦席はスカスカな感じでしたが、改造の結果なかなかええ感じに仕上がりました^^。
これで、細部まで作り込んだ操縦席の全貌は見納めとなります(笑)
左右に分割された機体の中に、操縦席をはめ込み流し込み接着剤で完全接着しました。
接着材が乾燥するまで、尾翼には洗濯バサミを挟み機体には輪ゴムを巻いて養生します。
機体に内蔵されてしまえば、やはり極一部しか見えなくなった操縦席です(笑)
ま、初めから判っていた事なんであれですがぁ( ゚∀゚)アハハ
この機体本体部分が基準になる複葉の主翼。。。
作業手順から行くと、どうしてもこの部分を先に仕上げる必要があった訳です。
これで主翼の工作を本格的に進める事が出来ます。
次回からはこの作品の「肝」の部分である主翼の工作を書かせて頂きます。
~その4につづく。。。
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コメント2件
- modeller田村
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見えなくなって勿体無いですねでも隙間から微かに見えるのもリアルですよね!!!
こんなに細かい工作されているのに缶スプレーと筆塗りとは驚きです。
ファレホとかルーペ・乾燥機・塗装ブース等が便利グッズとして紹介される中
制作方法は人それぞれで面白いです。
12月08日 16:58 | このコメントを違反報告する
- 屋根裏部屋の男
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modeller田村さん、何時もコメントありがとうございます。
最終的にチラ見え状態ですが、これも作り込んでいないと再現出来ないですよね(笑)
道具物はあるに越したことはありませんが、今のところ缶スプレーと筆塗で塗装に不便は感じません(笑)
その内、エアブラシも使ってみたいとは思うのですがそれなりに投資が必要なのでなかなか踏み切れません(^m^)>
12月08日 17:41 | このコメントを違反報告する
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