タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その5
2013/12/10 13:00
2011年9月から作成開始し2012年4月に完成しました作成過程を連載させて頂いています。
タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その4に続き~その5です。
主翼の上翼中央翼のディテールアップを進めます。
この上翼中央翼が上下翼の折りたたみ状態の基準パーツとなりますので確りと作り込みます。
先ずは翼を切断した事で出来た断面の穴をプラ板で塞ぎました。
上翼中央翼の上面に作った「機体吊り上げ索収納箱」の中に吊り上げ用の索を掛けるフックを取付けます。
蓋の開閉ヒンジ部分をそれらしく取り付けました。
側面の画像です。
これだけの工作でしたが、翼側面内側にはめ込める様に、現物合わせでプラ板を切り出して、ヤスリで削りながら微調整ましたので結構時間が掛りました。
ここで並行して上下主翼部分の改良も進めます。
先ず上翼のディテールですが。。。
翼の内側にフラップのモールドがあるのですが、資料を見ると外側にだけフラップが付く様子。。。
なので、そのモールドをタミヤパテで埋めました。
ここの表面は布張りされているので、その風合いも崩さないように加工を進めます。
逆に、下主翼のフラップがモールドされていない状態でしたので、デザインナイフで新たにモールドを追加しました。
パテの乾いた上翼部分をペーパーで磨きまして凹凸を均して、仕上がりを見る為にサフを吹き、また乾燥を待ちます。
サフが乾燥後、パテが微妙にヒケていた物ですから、再度パテを盛って乾燥させます。
ここのモールド消しは時間を掛け、サフ吹き・乾燥・磨きの作業を数回繰り返し丁寧に仕上げて行きました。
引き続き主翼の上翼中央翼のディテールアップです。
資料と睨めっこして、左右副翼を跳ね上げた時に見える断面部分と副翼の跳ね上げダンパーステイ部分をプラ板で切り出し自作、接着しました。
とても細かな造形で何度か作り直し、最終的にこの形に落ち着きました。
副翼の跳ね上げダンパーステイ部分にプラ板で断面を再現した副翼を取り付け接着します。
副翼下面には主翼折りたたみ時にピンを抜く為の部分と思われる細い横長の開口部を片側2か所、計4か所ピンバイスとデザインナイフを使って穴を開けました。
主翼上翼の折りたたみ時はこの様に副翼を跳ね上げ中央翼上面にペタンッと寝かせるようになっている資料があるのですが、「機体吊り上げ索収納箱」を開いた状態を再現していますのでこの角度で固定しました。
恐らく副翼はダンパーで任意の固定角度があったのでは?と想像しております。
この状態で中央翼と副翼の接着面が乾燥するのを待ちます。
次回も引き続き主翼の工作を書かせて頂きます。
~その6につづく。。。
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modeller田村さん、毎度コメントありがとうございます。
ここの工作がこの作品の「肝」でもありますので、楽しみながら工作しました^^。
12月10日 16:54 | このコメントを違反報告する
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