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タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その10

2013/12/15 12:57

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  ブラボーとは

2011年9月から作成開始し2012年4月に完成しました作成過程を連載させて頂いています。
タミヤ1/50「日本海軍 零式水上観測機F1M2」作成過程~その9に続き~その10です。

ここまで、操縦席・主翼折りたたみ機構部分・発動機とキットでは再現されていなかった部分を改良する工作を細かく書かせて頂きました。

これまで工作して来たパーツの塗装作業に入ります。
これから後は塗装の工程を考えながらの工作となります。

塗装は完全乾燥をさせる為に時間が掛る作業となりますので、根気強く繰り返しの作業です。
この工程を焦って完全乾燥しないまま進めると仕上がりに影響しますのでじっくりと我慢の時です(笑)

先ずは零観の心臓部である発動機(エンジン)=『瑞星』のサフ吹き、乾燥、缶スプレーでタミヤのアルミシルバーを吹いて乾燥、そして筆塗でシリンダーヘッド部分を黒に塗り分けておきました。

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  ブラボーとは

機体のサフ吹きと合わせ目消しの作業です。
操縦席を塗装まで先に仕上げておりましたから、この後の塗装作業でその開口部から塗料が入らないように念入りにマスキングを施してから下地塗装のサフを吹きました。

このキットのパーツは機体を左右に分割して成形しているので、接着した時の合せ目がどうしても目立ってしまいます。

この部分は接着時に合せ目部分に接着剤を盛る形で塗り込んで乾燥させてありました。

サフを吹いてからその合せ目をペーパーで磨いて均す事で合せ目を判らないようにする作業です。
キットではリベット表現が凸モールドでされておりますので、それを削り落してしまわないようにチマチマと丁寧に行う必要があった為、結構時間が掛っちゃいましたww

機体の合せ目磨き作業が終わり、もう一度サフを吹きます。
機体下面にはメインフロート支柱が付きますので、その部分は合せ目消しをしていませんからその違いがお判り頂けるかと思います。

これで基本塗装の下地処理が終わりです。

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  ブラボーとは

主翼下翼の下面にはフロート支柱を取り付けるガイド穴と、キット付属の30キロ爆弾を吊り下げる為の懸吊架を取り付けるガイド穴が開いておりまして。。。
今回の作品には30キロ爆弾は装着しないのでその穴を塞ぐ事にしました。

パテで埋める事も考えたのですが、面倒なのでww
プラ板の短冊をそれらしく加工して蓋の様な物をでっち上げで取り付けておきました(笑)

サフを吹き乾燥を待ってから翼の布張り部分を色分けを行いまして、乾燥後マスキングを施し、金属部分にはアルミシルバーを塗装しています。

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  ブラボーとは

何度も書きますが、塗装は乾燥、塗り重ね、乾燥の繰り返しとなります為時間が掛る上なかなか作業結果が見えて来ない作業でもあるため乾燥時間を待つ間に次の工作を進める事にしました。

大和に搭載されていた零観は2段の台車に積まれておりました。
上段がカタパルト射出用台車・下段が運搬用台車となる訳ですが。。。
人の背丈より高くなる台車では格納庫の天井に零観が当たってしまって格納出来ない寸法ww

当然、背の低い格納庫収納用台車なる物が存在したはずなんですが、そこは戦艦大和の「謎の部分」の一つでして^^;

それならば、想像で作るしかあるまいと言う訳で、キット付属の台車は揚陸用台車になってまして、大きな車輪が付いたタイプなものですから、その台枠のみ使ってプラ板、プラ棒等を駆使して大和格納収納用の運搬台車に作りかえました。

車輪には鉄道模型Nゲージ用の車輪ジャンクパーツを流用し、それらしく作っています。

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  ブラボーとは

続けて零観の機体下部に装着されますメインフロートの工作です。
前回左右二つのパーツを張り合わせるように接着しただけでしたので、その合せ目消し作業をしてサフを吹きました。

サフの乾燥を待って凸凹部分を調整とキットには表現されていない細かな部品を作り取り付けです。

そこ面のエッジを加工して、カタパルト射出台車に載せる際の射出用反跳止金具を再現しています。
このフック状の金具を引っかけるようにして台車に載せる事で射出時に零観が押し出された際に台車をカタパルトに残して機体だけが跳び出す仕組みと思われる。。。

反跳止金具の後方、左右に推力止金具も再現しておきました。
純正パーツでは再現されていなかった部分で、資料を見ながらそれらしく作ったと言う訳です(笑)

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  ブラボーとは

基本塗装に戻ります。。。
機体にも缶スプレーでアルミシルバーを吹きまして、完全乾燥を待ちます。

今回はそこにちょいと実験?的な塗装方法を施してみようと言うお話です。
ギンギラ銀の機体に基本塗装を施す前にある物を使って下準備を進めます。

実験その1(笑)
塗装剥げ表現作戦!
マスキンググゾルを細筆で写真のようにランダムに塗って行きます。。。

そう!
このマスキングゾル
液体を塗って乾燥すれば皮膜になり、その部分をマスキング出来ると言うもの!

基本色を塗装後にこのマスキングゾル部分を剥がすと。。。
下地に塗装したアルミシルバーが「塗装の剥げ」のように見えると言う作戦(笑)

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  ブラボーとは

実験その2(爆)
「日の丸」塗装作戦!
キットには「日の丸」のデカール(水性ステッカー)が入ってるのですが。。。
このキットはとっても古いキットですので、デカールが劣化している可能性が有るわけです。。。

模型を趣味としている方は判ると思うのですが。。。
劣化したデカールは水に付けて剥離する際に割れたりしてとても扱い難く。。。
綺麗に貼り付ける事が出来ない可能性がある訳です^^;

そこで、塗装を施して「日の丸」を機体&主翼にマーキングしようと言う作戦です。
一目瞭然ですが(笑)

日の丸の入る付近全体に赤のラッカーを缶スプレーで吹きましたww
完全乾燥させてから次の工程へ。。。

マスキングテープをコンパスカッターを使用して丸くカットしたものを日の丸の入る部分に貼り付けましてマスキングしました。
もうお判りと思いますが、この丸い部分が赤く残り「日の丸」になるだろう?!
と言う単純なお話でありますww

写真に残っていないのですが日の丸の白縁をつけるために、この上に白を吹いて乾燥後一回り大きな円形のマスキングを重ねるように張り付けました。

果たして、今回の塗装実験?!
上手く行くのでしょうか???(笑)

そして機体下部に日本海軍機の明灰白色(三菱系)を塗装し、また完全乾燥を待ちマスキングを施しました。

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  ブラボーとは

完全乾燥を待ち、今度は上面に日本海軍機の暗緑色(三菱系)を塗装します。
これで機体の基本塗装が終わり乾燥を待ちました。

完全乾燥を待って、今回の塗装実験である「日の丸」部分のマスキングを慎重に剥がし取って行きました。。。

これがまた緊張の瞬間だったりします(笑)

結果はご覧のように^^;;
マスキングが少々甘かった為に、白の塗料が沁み込むように赤い部分に広がってるww
まあ致命的な塗装ミスでもありませんから~?!
後でリペイントして仕上げ塗装の時に誤魔化す事にします(爆)

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  ブラボーとは

主翼の日の丸のマスキングも剥がしまして。。。

その後、基本塗装前の下準備として施していたマスキングゾルの部分を剥がしました。
マチ針の先でマスキングゾルを浮かす様にしまして、ピンセットで一つ一つマスキングゾルの部分を剥いで行きます。。。

すると、実際の塗装剥がれるのと同じように塗装膜のひび割れから剥がれた様に下地のアルミシルバーが見えると言う作戦な訳です。

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  ブラボーとは

文章で書くと表現が難しいので伝わるか?ですが^^;
マスキングゾルをめくるように剥ぎ、その一部が機体に残る事で塗装が剥がれ落ちた風合いを表現しようと言う事です。

当時の塗料は現在の塗料よりも品質が粗悪だったと考えると、当然使用条件にもよりますが劣化するとひび割れたのではないかと想像した訳です。

飛行機モデルの作例でよく「ハゲチョロ塗装」なんて耳にするのですが、その手法は基本塗装の上に金属色を乗せる塗装ですので、本来塗装が「剥がれる」と言う現象を表現するにはやはりマスキングにより剥がす方が自然なのではと考えたのです。

とっても面倒な作業でしたが、自分の狙い通りの効果は出ていると自己満足(笑)

そんな訳で、基本塗装作業を一気に公開しました(^^ゞ

~その11につづく。。。


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コメント2件

hiroyuki@マルチ

hiroyuki@マルチ
実験結果拝見しました
参考になります

12月15日 20:33このコメントを違反報告する

屋根裏部屋の男

屋根裏部屋の男
hiroyuki@マルチさん、コメントありがとうございます。
この塗装法は初めて試してみたので、もう少し改良の余地もありますが(^m^)>
参考になれば幸いです。

12月15日 22:37このコメントを違反報告する


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