PZL23とはポーランドのPZLが開発した軽爆撃機/偵察機です。1931年に設計、1934年に初飛行し1935年に「カラシュ」の愛称で量産が開始されました。操縦士、爆撃手、機銃手の3人乗りで250機ほど生産され、ドイツのポーランド侵攻時の主力機でしたが既に時代遅れとなった設計、低速で機動力に乏しいため甚大な被害を被ることとなりました。
今回製作したのはIBG 1/72 PZL42です。PZL23の改良試作型で1機のみ製造されました。双尾翼、下面機銃が胴体に収納されるゴンドラに変更されたのが特徴です。
キットはポーランドのメーカー、IBGです。パーツ数は抑えてあり、合いは極めて良好でタミヤに匹敵するといっても過言ではないでしょう。プラの質もタミヤと似た少し柔らかめで加工がしやすいです。胴体に座席や機器類、隔壁をいくつか挟み込みますが説明書がイレギュラーな組み方を指定しているので、基本に忠実に組み立てた方が良いです。精度自体は抜群なので擦り合わせ無しで綺麗に収まります。IBGは全体的にゲートが太いのでやや注意が必要です。クリアパーツの透明度も良好、エッチングパーツも同封してあります。非常にオススメできるキットです。IBGは1/35のソフトスキン、1/72のAFVが中心ですが1/72航空機シリーズとしてPZL23のバリエーションなどを精力的にリリースしており、今後も新たにPZL37爆撃機などを予告しています。
コメント4件
- ドロップアップ
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こんばんは。珍しい機体ですね。東欧メーカーは今まであまり見た事がない機体をキット化してるので面白いです。
わたしはミラージュ製のPZL37Bを積んでいるので、機体の色など、とても参考になります。
12月12日 18:09 | このコメントを違反報告する
- 蛇の目オヤジ
- 同社の量産型カラッシュのキットは先日、GETしましたが、こちらの試作型をGETしての製作ですか・・・・初見です。そして、キットの感想・・・・参考に成りました。一見、良さげでしたが、合いもグーでしたか。
12月12日 18:58 | このコメントを違反報告する
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