ビクトリー(エレール 1/100)を作る (15)
2023/01/20 22:49
前回作った帆と枠に使うワイヤーです。
これからの作業は、木製帆船製作ガイドなどで紹介されているスタンダードな方法ですが、加えて自分なりにアレンジした個所もあります。
帆の周囲を3~4ミリ程度、のりしろとして残して切り、そこに接着剤を塗って、ワイヤーをくるむように付けていきます。
完成した写真、表と裏です。風をはらんだ帆になりました。
周りの針金によって形を整えられるし、リギング時の引っ張りにも耐えられます。
ボルトロープは、このスケールでは煩わしいので付けません。
リーフポイントを付けるための針仕事です。
本来のリーフポイントとは違って、かなり簡易な作りですが、私は「正確さ」より「らしさ」重視なので、それらしく見えれば良しとします。
この糸を布に接着して切ると、ちょっと見、リーフポイントに見えます。
トップスルの完成形、結構面倒な作業です。
全14枚の帆、製作期間は約10日でした。
キットのプラパーツと、自作の帆との比較です。
次はヤードに帆をくくり付けたり、シュラウド・ラットラインを製作していきます。
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コメント4件
- TacTac
- 前から気になっていたんですが、このぶら下がっている紐はリーフポイントと呼ぶのですね。でも調べてみましたが目的がわかりません。良かったら教えて下さい。
01月21日 05:52 | このコメントを違反報告する
- スーさん
-
TacTac様、コメントありがとうございます。
リーフポイントは「縮帆索」で、帆をたくし上げ、このロープでヤードに結び付けることにより帆の面積を少なくし、うける風を調整するものです。17世紀中期から使われたようで、それ以前のがレオン船などには付いていないとのことです。
01月21日 11:46 | このコメントを違反報告する
- TacTac
- スーさん、解説有難うございます。帆をたたむ際の引っ張り上げの補助なのか?それとも風洞実験のように帆の表面の風の流れを見るのか?といろいろと想像しましたが、帆の面積の調整ということで納得しました。奥が深いですね。
01月21日 20:41 | このコメントを違反報告する
- スーさん
-
TacTac様、ありがとうございます。
リーフポイントのある帆や位置は、キットによってまちまちです。今回はプラ帆パーツに合わせて付けました。まだ針仕事が残っているので頑張ります。
01月21日 23:20 | このコメントを違反報告する
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