ご覧いただきありがとうございます。フルスクラッチ5台目となります。LOTUS-88Bを紹介させていただきます。LOTUS78,79を皮切りに勃発したF-1の空力バトル。
ダウンフォースが強ければ強い程、サスペンションが頑固になり、ドライバーの負担やポーパシンと言う挙動不能になる現象が発生していました。そこでC,チャップマンが考えたのがこのLOTUS-88Bに採用された「ツインシャーシ」システムです。
ドライバーが操縦するメインシャーシとダウンフォースをバネ下だけに伝える空力シャーシに2分割したのです。 (当時市販車のエスプリに反映する構造だったとか・・)
結局この構造はレギュレーション違反で実戦を走る事無く終わってしまいましたが、
もし走っていればLOTUS79の様にGPを独走していたでしょう。
今回の工作も基本はプラ板です。車体下面のベンチュリー形状も製作しました。
コメント2件
- hamten
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こ、これは・・LOTUS 88Bとな!!
自分が好きだった時代のF1、そんな中でも美しいマシンのひとつですね。
驚くべきアイデアを搭載して登場してきましたが、悲運なマシンとなってしまいました(/Д`)
サイドポンツーンがほとんど無くなってしまったようなスタイリングですが、この美しさはいったいなんなんでしょうか。
マシン下面はLOTUS80の流れを受け継いでいるように感じます。
LOTUS80のひどいポーパシングをこの88Bでリベンジ・・チャップマンのそんな思いもあった・・のかな??
いつもながら仕上げが素晴らしいです!
グランドエフェクトカー独特の極端に前方にあるコックピット。
短いノーズと極太のサスペンションアーム・・・どれもこれも見事でまるで写真の中から出てきたようです。
サイドのロゴとまぶしいメタリックな色彩も完璧なる再現度。
アイナイさんのF1マシンに対する豊富な知識と愛情があふれています(゚∀゚*)
まさに飾っておきたい一品ですね(v^ー°)
07月10日 08:24 | このコメントを違反報告する
- アイナイ
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hamten様へ
いつもコメントありがとうございます。
この88Bにはサーキットを疾走して欲しかったですね。
LOTUSの独断場を懸念した他チームの政治的圧力があったと思います。
それだけにこのマシンは隠されたポテンシャルと魅力があります。
側面形の美しさは正にLOTUS!79の再来!速いのは当然でしょう。
サイドの銀色部は実車はキラキラのメッキタイプですが、作品は塗装シルバーで
おとなしく仕上げました。これもデフォルメだと思ってます。
次回も、ためになるコメントよろしくお願いいたします。
07月10日 12:32 | このコメントを違反報告する
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