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ハセガワ 1/48 疾風

2018/02/17 00:53

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ハセガワ 1/48 疾風

  ブラボーとは

ハセガワ 1/48 疾風です。

10年以上前の話ですが‥
その模型好きの友人は、
戦時中、飛行機の整備兵だった祖父に
その飛行機の模型を作ってプレゼントしようとしたそうです。
その友人はかなりの上級者でもあり、
機種は忘れましたが、
プレゼントですから念入りに仕上げ、
わずかにウェザリングを施したそうです。

おじいさんからしてみれば
かわいい孫からのプレゼントでもあるから、
絶対喜んでくれるはずと。

「俺達は毎日一生懸命磨いていたんだ、
こんなに汚れてるわけないだろう!!」
そう言われて突っ返されたそうです。

戦争末期(という言い方さえ戦後に区分されたもの、当時の人達はいつ終わるか知れない戦争の真っ只中にいつも居たのだから)
熟練工の不足により材質や精度の落ちた部品を使い、組み立てられた機体。
当然故障も多いが、交換しようにも補用部品さえままならない。
それでも連日連夜、整備に明け暮れるが
燃料の質も悪いので、搭乗員の期待に応えられる飛行機には到底仕上がるはずがない。
最後に出来るのは、
少しでも速度が出るようにと祈りながら
米ヌカを入れた布袋で
機体を一生懸命磨くだけ‥。

整備員として、どれほどの無念だろうか。

そういう理由で私は、
日本機を作る時は異常に緊張するのです。
特に念入りに仕上げるとかではなく、
その整備兵さん達のご苦労をも
模型で表現できたらなぁと‥

以上、
ジジイの独り言でした。

2017年春頃の完成。

過去作品


ブラボー44 お気に入り登録8   ブラボーとは

コメント17件

やっしー

やっしー
お祖父さんの言葉、素晴らしいと思います。
私たちは負け戦の戦闘機は滅びの美学のように、くたびれた感じにした方が感情移入しやすいので、ついついやってしまいます。
とても勉強になる言葉だと思います。
作品のコメントにならず申し訳ありませんです。(笑)

02月17日 01:11このコメントを違反報告する

なおうじ

なおうじ
自分の担当する機体が、そしてその機体に命を預けて戦う搭乗員が無事に帰って来るように…
整備員の方々は心尽くしの整備作業をされていたんでしょうね。
空戦に向かう搭乗員にしてみれば、汚れた機体よりきちんと整備され、磨かれた機体であれば、自信をもって大空に飛び立てたことでしょう。
整備員の心意気を感じさせて頂きました‼︎

02月17日 01:35このコメントを違反報告する

柏木 光雄

柏木 光雄

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おはようございます。
とても良い話ですね。当時の整備の方の思いを模型を通じて聴けるのは嬉しいです。
確かに終戦後の写真を見ると無残な機体が多く、誤解されていたと思います。
私の友人の父上が疾風の部隊にお居りました。その友人は載っていた「疾風」を作っていましたが、新品の機体を再現していました。
日本の飛行機は素晴らしいです。

02月17日 07:01このコメントを違反報告する

haruka1755

haruka1755
素晴らしい作品拝見させて頂きました。

カウリングのパネルから出ている
線はエンジンオイルが出て出来た
汚れになるのでしょうか?
(間違っていたら申し訳ありません)

自然なオイルラインでしたので
コメントさせて頂きました。

整備員のお話ありがとうございました。

確かに心意気も含め、作成出来たら
理想的ですね。

これからも素晴らしい作品と
ご教授お願い致します!

02月17日 07:04このコメントを違反報告する

雅信

雅信
つぶろぐ-2さん。
とても良い解説を拝読させていただきました。
この心意気は忘れてはならないですね。
目線を地面に落としたとても感慨深いお話です。
兵器も人が動かす物なのですね。

02月17日 10:31このコメントを違反報告する

ロマン・スミルノフ

ロマン・スミルノフ
こんにちは
初めてコメントさせていただきます。
昭和48年にパーキンソン病で亡くなった伯父も戦時中プロペラを作っていたと聞いておりますので、ジジイの独り言が身に伝わってきました。
次回作も楽しみに致しております。

02月17日 11:06このコメントを違反報告する

トロ

トロ
完成おめでとうございます。 素晴らしいコメントの後、見返して拝見すると益々素晴らしい作品ですね。 汚れは落とせても塗装の劣化はどうにもなりませんからね。 そうし手見ると絶妙のチッピングはお見事です。

02月17日 11:17このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
やっしーさん、
ありがとうございます。

例えば当時同盟国でもあり
同じ敗戦国であるドイツの空軍機は、
どこが塗装でどこが排気汚れだか分からないのうな機体の写真が多数残っており、
アレは確かに滅びの美学を感じますね。
ただ、それも他国の事だから「滅び」という単語を使えるのかも。
当時の状況を知るドイツ人なら
逆に勲章のように見えてるのかも、
「我々はこうまでして戦い抜いたのだ!」と。

>作品のコメント
私も本投稿の主旨上、
いつものようなクドい説明をあえて入れなかったので大丈夫ですよ、
お気遣いありがとうございます♬

02月17日 17:18このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
なおうじさん、
ありがとうございます。

これは私の想像ですが‥
これ以上の整備は物理的に不可能、
頑張ってもどうにもならない状況下、
しかしそれでも生きて帰って来て欲しい、
機体を磨き上げた所で、
そんなに速度が上がる訳はない、
それは分かっている、
そんな事は分かってはいるが
整備員として、
他にやってあげられる事がない‥

そういうジレンマが多分にあったのではと思うのです。

それが分かっている搭乗員なら
感謝こそすれ文句は言わない、
そんな感じだったのでしょうかね?

02月17日 17:42このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
柏木 光雄さん、
ありがとうございます。

私もその友人から聞いた話、
もっと戦争経験者のご本人達から
お話聞きたいですが、
残念ながら私の周りにはもうおりません。

>新品の機体
やはりそうですか。
数年前、地元の模型展示会で、
ゼロ戦を新品仕上げで出品された方がいて、
その方いわく、
「ウェザリングの仕方を知らない」
のでそうなったらしいのですが、
失礼ながら確かに他の作品と比べても
物足らない、いわば印象の薄い作品でした。
それをたまたま、昔ゼロ戦の整備兵だったという方が来られて、その作品だけをベタ褒めして喜んで帰っていかれたらしく。
私は当日現場に居なくて、
なおかつ たまたま日本機を出品していなかったので、恥をかかずに済みましたけど。

ご本人も昔の記憶、
いつも磨いていた→だからいつもピカピカだった
と、多少なりとも美化されてるのかもしれませんし、
その磨いた直後に僚機が巻き上げるホコリは勘定には入れてないと思われますが、
それでも我々モデラーが思うより
ましてや残されたごく一部の写真より、
稼働中の日本機はもっとずっと綺麗な機体が多かったのでは?
と思うのです。

02月17日 18:28このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
haruka1755さん、
ありがとうございます。

はい、
色鉛筆の茶色等で描き込みました。
当時の整備兵さんのご苦労を、
いわば不調な発動機から漏れまくる潤滑油の跡等を綺麗に磨き上げる前の状態を表現してみました。
稼働中、つまり戦時中はプロバガンダの為、こういう「汚点」が写ってる写真はほとんど見当たりません。
戦意高揚、または機付整備員としても恥ずかしいでしょうから、きっと撮影前に綺麗に拭き取るのでは?と、私の想像ですが。
しかし、粗悪な部品で組んだ機械は当然こうなると思いましたので。

そうですね、
今となっては模型でしか表現出来ない事もたくさんあるので、それらが巧く表現出来るようになりたいです♬
こちらこそよろしくお願い致します。

02月17日 19:06このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
雅信さん、
ありがとうございます。

搭乗員の活躍や苦労、悲劇のお話は
多々書籍もあり語り継がれております。
もちろんその度に感銘を受けるのですが、
整備兵のご苦労はその搭乗員のお話の中で
チラリと語られる程度。
そういう本があるのかもしれませんが、
今だに私は巡り合っていません。

私達は幸運にもモデラー、
そういう心意気も立体で表現できたら
良いですねー♬

02月17日 19:33このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
ロマン・スミルノフさん、
ありがとうございます。

叔父様がプロペラをお作りでしたか。
当時は木製から金属製になったばかり、
末期には原材料も不足し、
ご苦労も多かったのではないでしょうか?
そういう方のお話、
聞いてみたかったです。

これからも頑張りますっ!
と、言いたいところではありますが、
現在私スランプ中、
過去作の連続UPでその場をしのぐ
今日この頃です♬

02月17日 19:42このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
トロさん、
ありがとうこざいます。

エナメルのフラットアルミを
チマチマ筆塗りしました。

ご存知の通り当時の塗料は劣悪だったらしく、
すぐにボロボロ剥げてしまうようでして
当時の日本機を表現する上で
銀剥げは必至と思っています。
が、どれくらいの稼働日数で、
いったいどれくらい剥がれるのか
さっぱり分かりませんので
この状態で部隊運用開始後1〜2ヶ月と
勝手に設定しております。
やり過ぎると単に汚い模型になってしまいますので、加減が難しいですね。

日の丸の赤も
現在の赤ほど発色も良くないでしょうし、
やはり剥げやすいはず。
ただ、当時の思想から推察すれば
天皇陛下から拝借した尊い「御旗」ですから、
剥がれにくいよう他の塗装よりも脱脂を念入りに行い、なおかつ剥がれたら真っ先にタッチアップをしたので比較的綺麗なのでは?
とか妄想しながら塗りました♬

02月17日 20:23このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
月姫さん、
ありがとうこざいます。

お父様がゼロ戦乗りでしたか、
すごいですね!
ウチの親父なんか耕運機と軽トラですよ?

ウロ覚えですが、
浜松のゼロは昭和60年頃、
当然その頃は今の立派な建物内の天井では無く、屋外にあるのを見た気がします。
確かに屋外なのに
なぜかピカピカだったような?
ひょっとして貴女の仕業でしたかな?♬

そういや浜松には
バンパイアもありましたねぇ♬←ゲテ心♬

02月17日 20:43このコメントを違反報告する

Tanaka

Tanaka
初めまして。こんばんは。
非常に啓蒙的といいますか、耳に痛いお話ですね。
汚し塗装をすると手っ取り早くリアルな雰囲気にできますから
ついウェザリングに頼ってしまいますね。
かといってきれいすぎるとペンキ塗りたてのおもちゃのようになってしまいますし・・・悩ましいところです。きれいでなおかつリアルで深みのある仕上げを目指したいものです。

02月17日 23:40このコメントを違反報告する

つぶろぐ-2

つぶろぐ-2
Tanakaさん、
コメントありがとうございます。

そうですね、
まあ自分の模型ですから
自分で楽しむだけなら自分の好きなように仕上げれば良いと思うのですが、
それを人様に、
特に本物を知ってて、なおかつ思い入れのある方に見せるつもりなら、
ちゃんとその人の持つイメージとかも反映して、納得してもらえる物に仕上げるべきかなと。
その人のイメージの中にある実物は、
もちろん時間による美化や劣化も大いにあるでしょうが、
こざかしい模型の塗装方法のハヤリスタリなど一切関係無い、
間違いなく1番正しい「本物」なのですよね。

私も、誰が見ても一目で納得させられる仕上げが出来るようになりたいです。

02月18日 01:36このコメントを違反報告する


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