バルタザールです。日本列島・記録的な寒波が続いています。所で2018年2月のご挨拶は、チハ単学園です。
みんなが歌っている″雪の進軍″は、明治28年、音楽家で、陸軍軍音隊長であった、永井健子(ながいけんし)の作詞・作曲です。
日清戦争で、第二軍司令官であった″大山 厳元帥″が愛好し、臨終の床でも聞いていたとの逸話が残っています。
「隊長、あの木に見覚えがあります!」の名台詞で有名な映画″八甲田山 死の彷徨″の劇中で歌われた名曲です。
永井は日清戦争に従軍しましたが、その体験を忌憚なく描写したのが、この雪の進軍です。勇ましい軍歌とは違う、前線の兵士の愚痴の様な歌です。
原曲では、歌詞の最後に、″どうせ生かして 還さぬつもり″とあるのですが、厭世的であり、上官や陸軍そのものを批判する歌詞ともとれる事から、日中戦争勃発後は、″どうせ生きては還らぬつもり″と改定されています。
さらに太平洋戦争突入後は、とうとう歌唱禁止となりましたが、秀逸な楽曲で現場では人気があり、知らぬふりして歌い継がれました。
ちなみに、ガルパン第9話で、秋山殿とエルヴィンが歌っているのは、改定版の″生きては還らぬつもり″の歌詞の方です。
コメント7件
- バルタザール
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お早うございます 月姫さまコメントありがとうございます(^o^)
歌詞合ってますよ!古い軍歌で著作権切れだし、知波単のイメージに使って見ました。
フィギュア褒めて頂いて嬉しいです。このフィギュアの福田のメガネは付属のエッチング製です。
このサイズでメガネを作るのは大変なので、嬉しい配慮です。
02月01日 09:21 | このコメントを違反報告する
- ドロップアップ
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知波単、いいですね。みんなが西隊長を慕ってて、隊長も部下を慮ってる感じが良く分かります。
映画「八甲田山」は中学校の映画鑑賞会で観ました(^^)
当時の中学は「聖職の碑」とか「野麦峠」、「英霊たちの応援歌(だったかなぁ)」とか渋めのラインアップでした(笑)
02月01日 12:04 | このコメントを違反報告する
- Dr.カノン
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命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で吶喊すれど
武運拙く討ち死にせねば 義理に絡めた恤兵真綿
そろりそろりと首絞めかかる……
20年前くらいに無駄に軍歌にハマったのですが、
『雪の進軍』は1、2を争う名曲でした(^^*)
如月の報と併せて詳細ありがとうございます(*゚▽゚)ノ☆
02月01日 13:01 | このコメントを違反報告する
- バルタザール
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ドロップアップさま コメントありがとうございます(^o^)
すぐに″突貫!″してしまう知波単学園ですが、昔ながらの日本的な校風に風穴を開けるのが、福田だったりするんですよね。
70年代から80年代の日本映画は重々しくて、暗い感じがしました。あの頃受けた影響は、いまだに自分の根っ子にあるような気がします。
02月02日 01:28 | このコメントを違反報告する
- バルタザール
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Dr.カノンさま コメントありがとうございます(^o^)
″雪の進軍″は、勇壮な軍歌と違い、従軍した兵士達のリアルな日常が歌われているて、心に響きます。
うちのじい様は″マレー作戦″に、ひいじい様はそれこそ雪の進軍が生まれるきっかけになった″日清戦争″に従軍したそうです。
どちらも勝ち戦で、歌詞とは違い生きて帰って来ました。遠い昔の話と思っていましたが、もし討死していたら今の自分は存在していないな、なんて思ってしまいます。
02月02日 01:48 | このコメントを違反報告する
- たぬぽん
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うん、やっぱり2月は雪の進軍、知波単できまりですね。
私も子供の時に、はっこうだ八甲田山を見に行ってこの曲を知りました。
西隊長は、このポーズですよね。では寒さに負けずに吶喊。
02月02日 06:57 | このコメントを違反報告する
- バルタザール
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たぬぽんさま コメントありがとうございます(^o^)
本当に毎日寒いです。地元石巻は例年はそんなに寒くないのですが、ここに来て、最高気温が1~2℃の日もざらです。
史上最悪の山岳事故と言われる八甲田遭難は、悪天候の中方向感覚を失いって同じ所をぐるぐるさまよってしまい、人家まであと少しという所で遭難したそうです。
冬山は怖いです( ´△`)
02月02日 16:27 | このコメントを違反報告する
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