発動!幻のVWビートル(グンゼ 1/24)#19
2022/08/16 04:10
毎年恒例?の一人異業種交流製作です。
今回製作しているのは、幻のVWビートルこと、「ヘブミューラー・2シーター・カブリオレ」です。もちろん、キット化されていません(多分・・・)。
それでは早速・・・。前回では、フィギュアのポーズ改修を終えましたので、塗装工程に入ります。まず、全体に軽くスポンジヤスリを当て、表面を整えた後、1500番のサフェーサーを吹いて塗装下地をつくります。尚、塗装方法は、基本ワンウェイトーン塗り(宜楽HP参照)にて行います。
次に下地シャドー色を吹きますが、肌色のシャドー色としてブラックそのままでは、キツ過ぎますので、こげ茶色を調色して吹いています。
そして、光源(この場合は頭上の太陽)から、ホワイト(太陽光に相当)を入射光の照射の如く吹付けて塗装し、陰影を人工的に作ります。尚、前後左右の何処から観ても陰影が成立するように、真上から少し角度を付けて、前後左右に吹くと良いです。
今回、ロングタイトスカート?部分には、ラップ塗装を施してみました。手順は、先ずマスキングして、ブラック(光沢)を満遍なく吹いて乾燥後、丸めたサランラップにシルバーを吹いて、半乾きの内にスカート部分にスタンプしていきます。その後、クリアーイエローを全体に吹いた後、部分的にクリアーオレンジをスポット塗装して、色合いに変化を付けています。
上着部分は、下地シャドー色を残しながら、アイボリーホワイトをオーバーコート、サンダル?も同様にレッドをオーバーコートします。(何れも個別にマスキングします)
最後にお肌部分も同様に下地シャドー色を残しながら、肌色をオーバーコートし、スカーフも同様にホワイトでオーバーコートの後、エナメル系塗料のフラット・ブルーにて、筆塗りでドット(1950年代の流行)をいれます。(何れも個別にマスキングします)
因みに各部の艶について、服飾部分は艶消し、お肌部分は半光沢、サンダル・バックは光沢仕上げとしています。
あと、髪の色、眼と眉とまつ毛、口紅、そして足指のマニキュアを筆塗し、タミヤのウエザリング・マスターでアイシャドーを入れて、フラウ・へブミューラー(命名!)は完成です。あっ、バッグの金物はハセガワの曲面追従金属光沢シート(ゴールド・フィニッシュ)を貼っています。
すこしフライングですが、完成後のVWへブミューラー(車)とフラウ・へブミューラー(お譲)とのイメージ・チェックを行いました(笑)。やはり、フィギュア塗装は難しいですね。特に眼が・・・、何度も直して調整を繰り返し、ようやく終了しました(疲労)。こんな作業をさらりとやり遂げられるフィギュア・モデラーの方々は、凄すぎですね。今後は、リサーチとフォロー必須です(大汗)。
このまま順調に進めばいいのですが、まだまだ、前途多難の真っ最中ですので、どこかでタイトル通りの「幻の」VW製作記になるかも・・・です(念仏化)。
次回(あるかな?)は、どうなっているのやら・・・(冷汗)。
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コメント2件
- Fame461
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おはようございます。
フィギュアの完成おめでとうございます。
素晴らしい仕上がりです。
1960年代でしょうか?
そんな雰囲気を感じさせる出来栄えです。
スカートの塗装技術も凄いですが、何気にドットの筆塗も見事です。
凄い!ブラボーです。
08月16日 08:08 | このコメントを違反報告する
- 宜楽斎
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Fame461様
いつもコメントありがとうございます!。
何とかフィギュアを仕上げました。お顔の塗装がメッチャ難しかったです。取り敢えず妥協ラインで終了としました。私はファッション知識ゼロなので、よく分からないのですが、レトロな雰囲気を感じて頂ければ幸いです(嬉)。
実は今回のスカート塗装、新規の塗装実験の本命でして、知識や理屈で技術を知っていても、実践しないと会得出来ないため、機会を狙っていました(笑)。筆塗りドットも同様で、それぞれのポイントを押さえたことで、技術的景色が一新された感じです。ありがとうございます。
08月16日 10:27 | このコメントを違反報告する
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