今回の作品は大河ドラマ「麒麟がくる」に便乗して以前に制作した細川邸をこの機に再び挑戦するという運びとなり室町・戦国期邸宅の情景を蘇らせました。この邸宅の主である室町幕府管領細川晴元が登場することもあってモチベーションも上がった作品。晴元さん登場する機会が少ないわけですが…(汗)
当時細川氏と言えば室町幕府の実質的な実力者であり室町・戦国時代おいて応仁の乱から天下統一まで必ずと言っていいほど関係の深い武将です。
材質は檜木と一部プラ素材を併用し、あまり目にすることのない市販のキットを一切使用しない室町・戦国期大名屋敷オリジナル模型です。当時、細川邸の庭園が名庭であったことを忍ばせる池泉回遊式庭園も見所の1つです。久々の大名屋敷再現はワクドキしながら武家屋敷を再現する楽しさを実感しました。既に失われた建造物を蘇らせることは大変意義のあることだと感じます。今は失われ細川邸というニッチなテーマではありますが、当時の武家の衣・食・住を伝えられるような情景を再現した室町・戦国をテーマに制作し続けていきたいと思います。
審査員(ホビコム事務局) からのコメント
- 講評
- 庭園の仕上がりが素晴らしいですね。
植栽の色合いがとても良い雰囲気です。
これまでの作品も含め、現物を拝見したいなぁ。
コメント4件
- TacTac
- 今回も素晴らしい作品ですね。歴史の勉強になるだけでなく当時の建物・状況が目で見てわかるので大変貴重な情報手段だと思います。歴史書や教科書にも載せてもらいたいくらいです。3枚目の木々の影が春先から初夏を感じさせますね。ありがとうございます。
04月12日 20:19 | このコメントを違反報告する
- 宗秀斎
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leftyさん
コメントありがとうございます。資料を参考にしながら製作していると普段知らなかったことが見つかることが多いので製作過程は面白くもあり学ぶことが多いです。
勝幡城とはまた面白いテーマですね。あまり見たことがない模型にお目にかかりたいと思っているので、是非とも叶えて下さい(^^)
04月12日 21:01 | このコメントを違反報告する
- 宗秀斎
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TacTacさん
恐縮でございます。入手できる範囲の資料をかき集めて再現したのですが、忠実を追求するというよりもその情景、空気感を感じてもらえたらという一心で制作致しました。推定再現は解釈も様々で色んな形が生まれると思うのです。その作例の1つとして見て頂ければ嬉しいですね。仰られる通り、ようやく寒い季節から暖かい初夏の季節を表現しました。昨今の空気感を少しでも晴らしたいという想いも込めた作品でした。
04月12日 21:11 | このコメントを違反報告する
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