タミヤ1/6 CB750の改造点 スポークホイール
2013/08/14 07:28
今日の紹介はホイールのスポーク張り替えです。
CBに限らず,古いバイクのスポークが太いと実車感が出ませんね。
キットのパーツの写真が上の画像です。
と言う訳で洋白線と真鍮パイプで張り替えました。
今は少し作る順番が違いますが,この時の方法を書きますね。
あくまでラグにゃん流で,色んな方法が有る様なので参考程度に見て下さい。
まずはメッキを塩素系漂白剤で剥がし,ベースコートをシンナー風呂またはEPAにつけて剥がしてしまいます。
その後に位置を合わせて接着した所です。
接着が固まればリム側のスポークを切り離します。
ハブ側も切ってバラバラにしました。
この後はハブ、リム共に綺麗に仕上げます。
ハブはモールドにしたがってスポークの入る孔を空けておきます。
リム側は角度が大切なので治具を作りました。
こんな風にスポークの製図を書き,穴を開ける角度が同じになる様に考えました。
表と裏で40本、片側を1本飛ばしで製図に従いながらあけて行きます。
裏返して反対側もあけます。
ハブとリムのセンターを合わせ,高さを調整しておきます。
スポークは0.6mmの洋白線を使い,ニップルは内径0.8mmの真鍮パイプを使いました。
事前に80本切り出しておきますが,これがまた中々大変でした(笑)
組立は洋白線の先端を曲げ,ハブにあけた穴に引っ掛けてリム側からニップルを入れて行きます。
上の写真で見える下側になる方から、ハブ内側に10本のスポークを張ります。
次に上側の10本を外側から張ります。
張る時にはハブにさす方に少量の瞬着で固定し,写真の様に20本のスポークを張った時点でリムの振れを確認し、ニップル部分に外側に瞬着を流しました。
この写真では治具にセットしていますが,外して空中で組み立ててもOKです。
半分張っているので,内側を張る時は知恵の輪みたいになります。
張り終わってタイヤをつけた後輪です。
苦労が報われる瞬間ですね。
リア側はスポークの角度が微妙なので,良く仮組して角度を決めましょう。
1/6はサイズが大きいので、スポーク張り替えの入門にぴったりです。
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コメント7件
- くまのみ
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バイク車輪のスポークを張り替えるとは良く聞くのですが、
作業内容を見たのは初めてでしたが、手順が良く判りました。
大変な作業でしょうが、出来上がりは素晴らしい物となりますね。
08月14日 09:36 | このコメントを違反報告する
- ラグにゃん
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くまのみさん
強度も素晴しく強くなります。
慣れて来るとそんなに大変な事は無いのですが(笑)
でも一度手掛けると、完成した時の見栄えに引かれてついつい張り替えてしまいますね。
08月14日 12:09 | このコメントを違反報告する
- ラグにゃん
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単コロさん
あらら,必須課題ですか。
何かスポーク物を手掛けておられるのですかね?
旧車を作ろうとすると避けては通れませんからね〜。
スポーク張り替えは人それぞれで方法が違う様です。
色んな方法を試して,自分に合ったのを見つければ良いのですが。
08月14日 12:11 | このコメントを違反報告する
- びぴゃ
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はじめまして。最近再販したこのキットを入手しました。「本物の」スポークホイール、美しいですね。
以前アオシマの400フォアのスポーク張りに初挑戦しましたが、製図が適当過ぎたのと治具の精度がまずかったようで途中で失念してしまいました(笑)。この記事を参考に再挑戦してみたいと思います!
10月07日 19:33 | このコメントを違反報告する
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