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ジョーカーinアサイラム(仮)その4(完成)

2013/10/27 10:50

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  ブラボーとは

まずは、サムネイルにインパクトのある絵を掲げたくて
完成寸前のヘッドの写真を。

リキテックス「パーマネント・マット・バーニッシュ」で肌をつや消しにしてから
油彩「ブルーブラック」を中心に陰影を、「カドミウムレッド」中心に血を描き込み。

瞳は、エクセルで作図した同心円を印刷し、エナメルクリアで固めてから2.5mmポンチで抜いたもの。

まつ毛は、100円ショップのつけまつげの先端部を切り取って接着したものです。

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  ブラボーとは

瞳とまつ毛の作業中写真。

瞳はサイズ違いで複数作成しておいて、
印刷後に現物と比べて最も合いそうなものに瞳孔の色を入れてからエナメルクリアでコーティングし、予備を含めて2組4個をポンチ。
木工用ボンドで、位置を調整しながら接着しました。

まつ毛はカッティングマットの上に置いてしまうと見えなくなるので
白い紙の上で見やすいようにして作業します。
こういう、0.1mmを下回る細い毛を扱うには、先端が針のように細く鋭く強靱なピンセットが必要です。

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  ブラボーとは

さて、ボディ。

ヘッドに植毛すると全身のボリュームが足りない、という話は第2回の終わりに書きました。
それとは別に脚も気に入りません。この写真はまだ仕上げ前の段階ですが、関節の角度も衣服のシワも想像で進めてしまって、量感や生命感が乏しくなりがちです。

あと、まったく別の話になりますが、太股に木材の端が見えているのがわかるでしょうか。
完成後にフィギュアを台座にしっかり固定するため、この段階で電動ドリルを使って3mmの貫通孔を、フィギュア太股から台座木部まで通して、フィギュア側に木材を接着してあるのです。途中、キルト部分では綿がドリルに絡まって止まるので、位置を合わせてから瞬間接着剤で固めて穿孔を続けました。

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  ブラボーとは

参考資料作成のため、家人の協力を得て、なるべく似たズボンを履いて同じようなポーズを取った自分の姿を撮影してもらいます。

ジョーカーよりはペンギンに近いおっさんの写真でも、関節の自然な角度や布のシワの流れを知るには役に立つのです。

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  ブラボーとは

それで下半身はそれなりになったのですが、上半身のボリューム不足はいかんともしがたい。

バランスを重視するなら腰から上の全体を作り直すべきなのでしょうが、そろそろフォルモにも飽き飽きしてきたので、比較的粘土の量が少なくてすむ単純な作業で、強引に解決を図ります。

腰を水平に、上半身を真ん中から縦に、ノコギリでゴリゴリと切り、間を粘土で埋めてボリュームアップしました。上半身は15mmぐらい、腰はやや前傾を強くして10~20mmぐらい。

乾燥済みパーツはその都度水で濡らし、追加の粘土には水と木工用ボンドを塗ってしっかり密着させます。

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  ブラボーとは

そして適当なダンボール箱に入れ、切り欠いた窓からドライヤーで温風を送り、強制乾燥。
この場合は30分程度もかけたでしょうか。
昔はフォルモをオーブントースターで焼くのが流行しましたが、水分の蒸発を早めるだけなら、そんなリスクの高い作業をする必要はないのです。

余談ですが私はスカルピーなどのポリマークレイもこの方式で硬化させます。
「焼成」とはいいますが、要は軟化剤を揮発させるだけなので、この程度の設備で作れる温度(100~120度)で十分です。

炉にあたるダンボールやそこから漏れた熱気が、部屋の他の物にダメージを与えないよう注意してください。

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  ブラボーとは

ボリュームアップ完了。
「分厚い布の服を着た細身の男」として、満足できるプロポーションになりました。

このあと表面を整えたり、拘束服のストラップを追加する等の作業があるのですが、粘土工作は手が汚れてカメラに触りにくいので撮影していません。申し訳ない。

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  ブラボーとは

手の汚れない作業の様子は撮りました。

適当な角材の余りを必要な寸法に切り、ブロンズ色のアルミ針金を螺旋状に巻き付けて、切ります。切断部を整えると、ストラップ用のバックルが一度に何個も作れます。

本当は、想定しているタイプのバックルだと「日」の字の形になるはずですが、真ん中の棒はストラップに隠れて見えないはずなので省略します。

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  ブラボーとは

そのバックルを設置したストラップがここ。
見えないけど気にならないでしょう、真ん中の棒は。

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  ブラボーとは

本体の拘束服部分は、血のシミを描いてから全体をつや消しクリアでコーティング、油彩で陰影を描きました。

拘束服については、フォルモ自体の質感が粗いコットンにそっくりだったのでそのまま使いたい誘惑に駆られたのですが、経年変化に弱そうなのと、陰影を入れられない(粘土そのままの表面に影色を入れると、粘土が絵の具を吸ってしまい、影というより布の汚れに見える)ので、「フィギュアらしい」処理に落ち着きました。

そんなこんなで完成です。
3)で説明した補強木材もしっかり接着して完全固定してあります。

完成した姿は「作品写真」のこちらをご参照ください。
http://hobbycom.jp/my/f1758c986a/photo/products/4890


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