情景「Secret meeting」作成日誌「最終章」
2014/05/27 13:17
◆今回の主人公フィギュアたちの作成です。
キットはICMの露・パルチザン兵士4体1941-44年と、ZVEZDA・ソビエト 偵察隊から数体使いました。
それぞれ、東欧の振興メーカーですが、キットをリリースするごとにクオリティが上がっていていまして、組み立て塗装とも非常に楽でした。
一体目はICMのパルチザンのじさま。
塗装はお約束の水性アクリルのファレフォモデルカラーです。
◆グランドワークがにぎやかなので、素直に塗装すると背景に埋もれてしまいます。
そのため、いつもより明暗のコントラストは強めに入れ、輪郭がよく見えるようにしています。
◆こちらもICMのコサック将校、キットでは視線が下向きなのですが、手前に配置する捕虜に視線を合わせるため顔を持ち上げています。
このスケール(1/35)では瞳を入れるかどうかは悩ましいところですが、今回は視線が重要ですので全てのフィギュアに瞳を書き加えています。
◆このキットには後二人同梱されているのですが、今回はこの二人のみ使用。
残りの親子のフィギュアを使って別のヴィネットを作る予定です。
◆ズベズダの偵察兵将校。
手に持っている手帳は露-独語の対訳表を思われます。
実はこの手帳のパーツを紛失しましたので、紙で作り直しています。
カモフラージュ塗装の場合、当然周辺になじんでしまうのですが、あえてコントラスト、特にハイライトを明快に入れ周辺にあえてなじまぬように塗装する必要があります。
大矛盾ですね(笑)
◆主人公以外が出そろった状態。
正規兵、ゲリラ等雑多な敵に囲まれたおっかない風景・・・
◆主人公とも言えるドイツの将校どの。
参謀科の少佐どのとしました。
高級将校らしく、M39タイプの軍服をきっちりと着込んだ状態にしました。
階級章なども、キットのモールドのままでしっかりと塗り込みました。
◆お顔はごらんの通り、少し痛い目にあった状態です(汗)
1/35でどこまで表現できるか?なんですが、私は良き手入れのされた良き筆があればある程度は塗ることが出来ると思います。
私はメインの筆は、定番のウインザーアンドニュートンのシリーズ7ミニチュアを中心に補助として熊野筆の白鳳堂の面相筆を使っています。
ただ、よく見かけるbunseidouのセーブルも捨てがたいです。
それぞれ多少値段はしますが、資本投資するだけの値打ちは充分あります。
フィギュアを数体塗った後は、必ず徹底的に手入れしています。
・シンナー洗浄
・ブラシクリーナー洗浄
・水洗浄
・専用リンスでリンス
これだけしておくといつまでも含みの良いしなやかな状態を維持できます。
◆四人が出そろいました・・・
結末は見たくないです・・
作っておきながら何を言うか→俺(笑)
◆全ての樹木を固定、フィギュアも固定してこれにて完成です。
長々とご覧下さりありがとうございます。
実物は11月に開催されるモデラーズエキスポ2014のゲストブースで展示する予定です。
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コメント3件
- PROすこっつ ぐれい
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◆icecoffee450さん、こんばんはぁ。
画材屋さんで筆用リンスは入手可能です。
筆自体が長持ちし、塗料の含みが良くなるだけでなく、毛先が不揃いな筆も矯正できます。
ただし、少し腰が弱くなる筆もありますので、多少の注意が必要です。
05月28日 02:12 | このコメントを違反報告する
- PROすこっつ ぐれい
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◆川崎瑞鶴@神戸造船所 さん、こちらこそコメントありがとうございます。
私もこの世界には出戻り組です、なんだかんだで10年になります♪
ジオラマは特段技術は必要ありません、特にこのごろは良いマテリアルがたくさんありますのでそこそこの物はすぐに作れるようになりますよ。
まあ、強いて言えば「数をこなすこと」と、「完成させること」ぐらいでしょうかねぇ~。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
06月03日 11:46 | このコメントを違反報告する
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