【ヴィネット】リンゴの木の下で Phoenix54mmその2
2014/06/30 22:06
◆レイアウトが出来た段階でグランドワークの基礎を作ります。
今回はミスターカラーのジオラマ用粘土を使用。
たいした意味はありません、以前使っていたのが余っていたので使っただけです。
ただ、乾燥後もひびが入らずテクスチャも土に近いのでおすすめです。
◆レイアウトです。
ごらんの通り、居眠りする兵隊さんを見つけて苦虫をかみつぶしたようなお顔の将校さん。
なんとものんびりした良い雰囲気なのですが、本来ならこの当時はこの後むち打ち100回とかだったんでしょうね。
樹木は木工用エポキシパテ、真鍮の1.5mm線の周りに麻ヒモを巻き付け瞬着で固定した後その上から細く延ばしたパテを巻き付けていきます。
硬化前につまようじや粘土用のスパテラなんかで周辺にテクスチャを付けます。
地面はお馴染みタミヤのテクスチャペイント。
◆樹木の枝を増やします。
全体がドーム状になるように気を付けますが、今回は葉を茂らしますのであまり枝振りに神経質になる必要もありません。
◆枝を植え込みプラサフを吹き付けたところ。
私は自動車用ペイントのソフト99のプラサフをもっつぱらつかっています。
塗膜が強くヒストリカルフィギュアペインターには定番です。
少し単調だったので、木の中央部に「ウロ」を作りました♪
◆背景がさみしかったので木製のフェンスを作成。
木の根を追加して、木とフィギュアにプラサフを吹き付けたところ。
これにて全体像が見えてきました。
◆グランドワークの仕上げにかかります。
フェンスの塗装は今や定番のシリコンバリヤーでのはがし塗装。
下地に塗った塗装の上にレジンフィギュア用の離型剤を塗り、さらに塗装を上塗りします。
間に離型剤を挟むので、上塗りした塗装が簡単に、しかも自然な雰囲気ではがすことが出来る方法です。
今回は下地がバーントアンバー、上塗りにアイボリーを吹き付けはげちょろにしてみました。
木の幹はエアブラシでマルーン(艦底色)を吹き付けた後、セラムコートのバーントアンバー他で筆塗りしました。
草は鉄道模型のノッホ社の物です。
◆木に葉を茂らせます。
まずミニネーチャーの「樫の葉HO」を小さく切ったものを適当にあしらい。
最後に紙創りの「雑木」を接着します。
この方法でやると近づいてみると紙創りの葉で精密感があり、引いた状態だとミニネーチャーの葉でシルエットがきれいに見えます。
草はエアブラシでミスターカラーのロシアングリーン1と2で塗装。
◆リンゴの実は、以前にミリタリーモデリングマニュアル誌での作例用に作った物が余っていたのでそれを流用。
ワイヤーを芯にしてタミヤのパテを丸めたものをくっつけます。
膨張色の赤色に塗るので大きく見えガチですから、なるたけ小さめに作っておしりのへこみも付けましょう♪
で、グランドワークとリンゴの木が完成・・・
リンゴの実は「真っ赤」にせず、おしりとあたまを明るめのグリーンに塗装、落ちた実だけはおしりと頭は黄色にしています。
フェンスは今や大定番のシリコンバリヤー塗りで、塗装のはげを表現しています。
丈の短い草はノッホのスタティックグラス、フェンスの丈の高い草は鹿の毛です。
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コメント3件
- PROすこっつ ぐれい
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◆対空戦車ケーリアン さん、コメントありがとうございます。
粘土はたまたま在庫であったのですが、100均なんかの軽量粘土でも良いかとは思います。
普段は大きな凹凸のない場合はタミヤのテクスチャペイントだけ。
で、大きな凹凸がある場合、芯はスタイロフォーム、表面は粘土(石粉粘土系)で被っています。
07月01日 11:30 | このコメントを違反報告する
- PROすこっつ ぐれい
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◆icecoffee450さん、コメントありがとうございます。
この方法、慣れれば結構簡単に樹木作りができます。
ぜひ試してみてください。
07月02日 01:57 | このコメントを違反報告する
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