模型を作ってシェアするホビーコミュニティ ホビコム by デアゴスティーニ

1/350 戦艦「三笠」第18回 ボートダビット&キャットウォーク

2019/12/28 20:56

通販サイト

販売価格 4,699 円

M_image

  ブラボーとは

ハセガワ 1/350「三笠」はいよいよ大詰め。
遂に念願のキャットウォーク取り付けに手が回りました。
ここを越えればもうゴールが見えてきます。

帆船時代の戦艦のように舷側に並ぶ副砲の下を歩けるように通路が設けてあります。
なぜこんなものがあるのかというと・・・


 

M_image

  ブラボーとは

分かりますか?
砲の下に蓋のようなものが立てかけてあります。


 

M_image

  ブラボーとは

拡大します。
これは波除けで、非戦闘時には砲は然るべき方向(波の掛かりにくい向き)へ繋止されたあと
この蓋で守られていたものと思われます。
キットの舷側面には左右に2つの蓋が開いた状態でのモールドが施されていますのでこれらを削り取らない限り閉鎖状態には出来ません。しかし解放状態(つまり臨戦態勢時)の状態でも
真ん中の1枚は取り外して何処かへ置いておく必要があったようです。キャットウォークはこの作業を行い、外した蓋を置くためのスペースとして必要だったのです。


 

M_image

  ブラボーとは

物々しく並んだ副砲群。キャットウォークに置かれた蓋がよく見えます。
実戦でも手数の少ない主砲よりも副砲(速射砲)の威力が敵艦へのダメージをより多く与えたと謂われます。当時はまだ統制射撃ではなく各砲が競って狙いを定めて撃ちまくっていたのでさぞかし賑やかに怒号が飛び交う戦場だったでありましょう。

ついでになりましたがボートダビットも付きました。
エデュアルトのエッチングは少しばかりオーバースケールですが、滑車だけディティールアップしています。

さて、あと残す作業は舷側には魚雷防護網伸展用支柱と係船桁の取り付け。
艦尾はスターンウォークと旗竿。艦首は旗竿とアンカー用クレーンの取り付け。
そして艦尾~マスト間~艦首へと繋ぐリギング。最後にZ旗の掲揚。これで完成ですね。
何とか年内に間に合いそうです。次回が最終回になるでしょう。ではまた。


製作日誌の公開範囲
インターネット全体
コメントを受け付ける範囲
ホビコムメンバーまで

ブラボー13 お気に入り登録2   ブラボーとは


コメント9件

ゆた提督

ゆた提督
こんばんは。三笠がほぼ完成ですね。
日本海海戦では、装甲を破るのではなく、下瀬火薬の威力で火災を起こし、
戦闘力を奪ったようですが、この副砲群が活躍したのかもしれませんね。
完成写真楽しみです。

12月28日 22:26このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

M_image

ゆた提督さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
この時代はまだ砲力で軍艦は沈まないと思われていましたね。
ですから艦首にはまだラム(衝角)が残っています。
いろいろと古いシステムが残っている様は古代魚みたいな感じもします。
日本海海戦に於ける日本海軍の主砲弾は仰る通り下瀬火薬を用いた榴弾で、これは至近弾として海に落ちても被害を免れ得ない火砕力に優れた恐るべき武器でした。しかし兵の練度が最大限に発揮された速射砲の猛攻はかなり敵の戦意を削いだようです。
当時の船はせいぜい14ノット(時速26㎞)くらいですから自転車で頑張って漕ぐくらいの速さでしょうか。だから鉄の蓋を舷側通路に置いておけたりもしたんですね。
後の戦艦では廃止されるスターンウォークものどかな趣がありますが、私はこういった感じの人間味が残る艦に愛着を覚えます。もうすぐ完成ですが、明治の軍艦も意外に面白かったなという感想です。

12月28日 23:09このコメントを違反報告する

Fame461

Fame461
こんばんは。
いよいよ完成なんですね。
時間もお金もかかるというのがわかります。
やっぱ、戦艦モデラーは、最強です。

本年中は、何かとお世話になりました。本当にありがとうございます。
来る年のToyohataさまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

なんて、年内の日誌楽しみにしております。

12月28日 23:27このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

M_image

Fame461さん
こんばんは。いらっしゃい!
艦船模型作りは長くて苦しく財布にも厳しい苦行期間であるのですが、この最終局面が一番楽しく燃えるんですよね!
気力は真に充実しておりますが、体力的にはぼちぼち限界でホント、もう数日中に終わらせないと何処かにガタが来そうな予感もしておる次第です。
これを終えたらさすがに少し休むでしょう。艦船の建造は面白いは面白いんだけど面白すぎて身が持ちません(苦笑)
三笠はFame461さんとのご縁を与えてくれたことで、私の記憶に留まる艦となりました。思い切って明治期という新ジャンルの艦に挑戦してみてよかったと思います。
また来年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。日誌は本年中にあと1回、更新する予定です。

12月28日 23:41このコメントを違反報告する

トロ

トロ
おはようございます。 いよいよ完成ですね。 実に繊細に作り込まれていて素晴らしいです。 Toyohataさんの場合は資料と実証見分が徹底して活きてますから説得力が違いますね。 凄いです。 副砲群のアップも実写の様で凄い迫力です。 帆船時代の交戦法を踏襲していた時代では驚異ですね。 年内にまだ投稿あるそうなので年末挨拶はその時に。

12月29日 10:50このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

M_image

こんばんは。
模型のフィールドワークにかこつけた外出は楽しいもので今年はたくさんの艦に乗ることが出来ました。三笠の場合は現存している艦の状態が必ずしも日本海海戦時の有様ではなく、いろいろと脳内補正をして見なければなりませんでしたがまぁ、却って見てきたとおりに作らねばというプレッシャーからは解放されていたように思います。私が最も参考にしている写真はWikipediaにも掲載されている有名な出撃前の写真なのですが、それとてその通りに作ることはできません。キットのほうで決められていて動かしがたいモールドがあったり艦載艇を全部載せたかったりと逸脱せざるを得ない事情があります。私の模型は模型の現場からの要請で方針が決まることが多いです。ですからまぁ乗艦体験はあの場の空気を吸いに行ったようなものです。どう弄くっても三笠になるしかない三笠の空気がわかっていれば割と楽な気持ちで作れますし、どう作ればあの空気が出るかを考えることは結構楽しいのであります。まぁ模型ですから模型のほうが盛ってる部分はあるでしょうが、それも三笠の戦歴に見合ったものならそれもよしとします。現代の三笠はスッキリしすぎた印象でしたがむしろこれはありがたく、究極の三笠の省略形が見れたということで私の模型も安心して多くの部分で省略しています。でもたぶん三笠にはなってくれるでしょう(笑)
本年も大変お世話になりました。もう一本記事を上げて三笠の建艦日誌を閉じますね。またコメントください。ありがとうございました。

12月29日 20:18このコメントを違反報告する

mitte

mitte
こんばんは。製作お疲れ様です。
いよいよ大詰めですね!ずらりと並んだ副砲が壮観です。
副砲の蓋らしきものにどんな意味があるのか、この日誌でよく理解できました。貴重な知識ありがとうございます!実艦見学の経験に基づく、緻密な考察に恐れ入りました。
今後の日誌、そして完成披露がとても楽しみです!

12月29日 22:02このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

M_image

mitteさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
考えてみたら帆船時代の戦艦には旋回式の主砲がなく舷側の砲しかないですね!
だから反航戦か併航戦しか起こりえなかったと思います。余談ですが、そう考えると
東郷提督のT字戦法は帆船型戦艦時代の戦い方の常識で発案されたものかもです。
三笠も中央部は煙突を除いて帆船時代の戦艦とそう変わらない作りに見えます。
今日はマスト間のリギングに苦労しましたがこの時代のリグの張り方もWWIIのものとは違って真っすぐ平行なものは少なく放射状でクロスしてるんですね。
当時も無線はあったのでマスト間のリグは無線用の空中線(アンテナ)である筈ですが2本を平行に張るより数本を放射状に2組張ってそれぞれをクロスさせるほうが受信性能が上がると考えていたのでしょうか。WWII期の軍艦を作り慣れた身からすると、この最終段階に来てもまだ不思議なことが多いです。副砲の取り外し蓋なんて発想もなんて面倒でダサいことをやってんだろうと現代人ならそう考えますね。この蓋を置いてあるキャットウォークなんですが、竣工時には付いてないんです。ですからこれは日本で新たに付けられたものなのですが、私の想像では最初、砲の取り外し蓋はなかったか外したあと船内に引き込まれていたのですがなんせ鉄の板なので重くて落としそうになるし、小柄な日本人船員にさせる作業としては危険であるということで、安全面を考慮して追加されたものではないかという推論です。使われなくなっていた魚雷防護網もこの上に載せておけたでしょうし、網を撤去したあとは本格的に砲窓を改修するまで砲蓋置き場兼メンテ用通路として機能したのでしょう。ちなみに三笠公園の実艦にキャットウォークはありません。砲蓋は・・・ 
見事に閉鎖されていました(これでは敵も見えんではないか!)
まぁこれはこれで、では実際にはどうだったのだろう?という疑問を提起してくれましたので却って想像が膨らんでよかったです。このような艦船の歴史に思いを馳せれる古い軍艦を作ってみるのもまた面白いです。

12月29日 23:47このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

M_image

mitteさんへの上記レスで訂正があります。
ひとつめは三笠公園の実艦にキャットウォークはないと思っていましたが、海側(右舷)には残っていました。思っていたよりも狭くて目立たないものでしたので記憶に残ってなかったようです。
もうひとつ、これもキャットウォークに関することですが竣工時にキャットウォークがあった可能性があります。上に貼りますが、これは工事中の写真なのでその後のことはハッキリとはわからないけど足場のような感じで見えています。私は同型艦の写真を混同して記憶していたようです。敷島型戦艦にはキャットウォークがないか場所が異なるものがありました。以上、2つを訂正します。

12月30日 08:00このコメントを違反報告する


コメントを書く1,000文字以内

Ms_noimage

コメントを投稿するにはログインが必要です。