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1/350 ソ連戦艦 マラート 第1回 準備と船体

2020/01/07 15:30

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  ブラボーとは

ズベズダの1/350 戦艦マラート 1931~1941年時を作ろうと思います。
1937年のジョージ6世戴冠記念観艦式にも参列した姿です。

1914年にロシア海軍最初の弩級戦艦として就役したマラート(ガングート級2番艦)は、数次に渡る改装や爆撃被弾などによる艦容の変化と、政治的背景の推移に伴う艦名の変化もあってその艦暦は複雑です。このキットは1931年末の近代化改装から1941年9月爆撃王ルーデルのJu87によって艦首部分を失う(画像右)までの姿を模しています。
その特異な姿からソ連の「扶桑」と呼ばれたりもする戦艦です。


 

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  ブラボーとは

ズベズダのキットと今回のリザーブパーツです。
キットはひょんなことから米アマゾンから破格で入手できてしまったもの。
マラート専用のエッチングは今日に至るも未だ発売されず、同型艦のセバストーポリ用エッチング(金属砲身付)から使用可能なパーツをチョイスする予定です。これは長らく売り切れでしたが、今回はこれが手に入ったことでいよいよ着工の番が回ってきたわけです。
あとは木製甲板とマスキングシートですね。


 

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  ブラボーとは

そのセバストーポリ用のエッチングなのですが、CNDORAGONという聞きなれないメーカーのものです。
私は現在では売り切れのNorthStar Model製の中古を手に入れたものとばかり思っていました。価格はそれの2/3くらいでした。
ところがよく調べてみるとこれはどうやらPONTOS Modelのエッチングと砲身だけを抜き出したコピー商品(もしくはパーツの横流し商品?)のようです。取説は不鮮明なモノクロコピーなので売主に「オリジナルをよこせ!」とメールしましたが今もって無視され中です。
まぁPONTOSのものならかなり高価ですから「得しただろ?文句ないだろ?」みたいな対応ですかね。でも組めなきゃ話にならんわけで。
いちおうネットで取説を見つけて保存しましたがやはり見づらいです。売主も同じソースをプリントして寄こしたのでしょうか。


 

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  ブラボーとは

気を取り直して船体の組み立てに入ります。
取説によるとウォーターラインにも出来ます的な説明がありますが、貼り合わせ式船体の内側の溝を延々と切ってゆけということですね、これは。
無理せずフルハルで組むことにします。


 

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  ブラボーとは

艦首と艦尾を組んでみたところ。
特に艦首の一風変わった形状は上下で船体パーツを4つに分ける作り方を採用していて少し面白かったです。国産メーカーなら上下1発でも成形できたかもしれませんが、過去には合いの悪さで定評があったメーカーですから気を使ったかもしれません。
現在のところまでは多少の反りはあっても問題なく製作は順調です。


 

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  ブラボーとは

実艦の全長は約185mだそうです。
165mの「あたご」や131.7mの「三笠」と比べるとこんな感じ。
やはり弩級は大きいですね。


本日はここまでです。ではまた。


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コメント8件

Fame461

Fame461
おおっ、弩級戦艦という言葉を初めてしりました。
たしかにド級です。
凄いエッチングパーツの量です。

入手先は、ebayなどの海外通販ですか?
僕のもう一つの趣味はアナログレコードの蒐集です。
ebayもDiscogsも値付けは本当に適当です。
強い気に出ないと舐められますよね。
僕も必ずプライスダウンの交渉をします。
たいていはまけてくれます。

これでまた、日誌を拝読できます。楽しみ!

01月07日 16:38このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

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Fame461さん
はい。プライスダウンの交渉はしたことないけどebayです(笑)
弩級は英国戦艦ドレッドノート級という意味で、この艦から射撃方法が測距儀とアナログコンピューター(射撃装置)によって管制化され、一斉射撃を行うシステムを採用した結果、主砲は6門以上で首尾線上1列に並べるという艦のスタイルが出来上がりました。
先の「三笠」ではまだ各砲台長の判断で各員奮闘努力していたわけですが、ドレッドノートはその意味で一つ時代を終わらせてしまった歴史に残る戦艦でした。おかげで我が国の摂津や薩摩などの新造艦もデビュー前から時代遅れという憂き目に遭いました。
ロシアは革命からソ連邦となりましたが新戦艦を作る余裕はなかったので帝政末期に竣工したこのガングート級戦艦を大事に使い続けました。大事にというのはあまり外洋になど出すことなく、港から内陸に向けて艦砲射撃で味方を援護するなどの使い方です。マラートは被弾大破して着底しましたが、コンクリート詰めにされてもずっと砲台としてレニングラードの街を守ったそうです。その後、揚陸されてまた戦艦の姿に戻ったようです。1950年代まで砲術練習艦のような役割で生き永らえたそうです。

01月07日 17:32このコメントを違反報告する

Fame461

Fame461
こんばんは。

ドレッドノート級が元祖なんですね。
いやーっ、勉強になります。
Toyohataさまの解説は、読み物として面白いです!

思わず追加コメントしてしまいました。
凄いです。

01月07日 19:31このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

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Fame461さん
何度でもコメントしてくださいよ~w
大歓迎で御座います。
しかしあれだけドレッドノートの話をして画像を上げないとは何事!と、我ながら解説のまずさも実感しました。改めて画像を貼って追加解説いたします。
管制化された一斉射撃(斉射)とは同じ口径の同じ砲弾&薬量で一斉に投網するように射撃する方法で、現代の対潜水艦兵器であるASROCの前のヘッジホッグと同じ考え方です。敵艦を包み込むために最低6発が必要で、この6発の輪の中に敵艦が入ることを挟叉(きょうさ)といいます。この状態に持って行ければ遠からず命中弾は得られるということでこれが近代に於ける海戦の模様です。このシステムは世界の海軍に驚きを与え、たくさんの種類の砲を積んでそれぞれの距離に対応しようとした戦艦はたちまち時代遅れと見做されるようになりました。それだけ画期的だったんですね。
ところでその戦艦ドレッドノートですが、未だに艦首にラム(衝角)を持っていて、実戦では潜水艦を1隻このラムで突いて撃沈していますが戦果はたったそれだけでしたという・・・。オソマツデシタw

01月07日 20:31このコメントを違反報告する

ゆた提督

ゆた提督
こんばんは。今年の1隻目はソ連戦艦なんですね。
ソ連の戦艦は全く知識がないのですが、
コメントにある白黒写真をみて、艦橋の屈曲具合が”扶桑”っぽくて、
なるほどーと思います。後部艦橋、マストも一種、日本戦艦かなと思いました。
改装を重ねるとこんな艦橋になってしまうのは、国を問わずなのかもしれませんね。
製作日誌楽しみです! 

01月07日 22:55このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

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ゆた提督さん
おはようございます。やっと来るべきパーツが揃ったかなぁ?って、まだ半信半疑ですが(だって同型艦用だものこれ)ともあれこれ以上の進展はなさそうなので起工しました。このマラート、実は1/350の4号艦に予定してたんですよ。随分遅くなりました。
御覧のように艦橋や砲塔、煙突の配置が扶桑と似たところもあります。異なるのは艦橋がただ1本のマストから出来ていることで、これは扶桑よりも更に不安定さを醸しますね。それと砲塔は30.5㎝3連装4基でバイタルパート短縮の面ではこちらが優れているようです。全長が扶桑より20m短いけど最高速度は同等以上の23ノット。起工が扶桑よりも約2年9ヵ月ほど早く、竣工が1年差のほぼ同時代の戦艦と見てよいでしょう。おっしゃる通り後部艦橋や後檣はまるで日本艦のような形ですね。
これも我々に馴染みの深い日本艦のルーツを辿れる一例になりえるかもしれません。
この時代の艦は面白そうなので、1937年のジョージ6世戴冠記念観艦式に参列した艦をコレクションしてみたいなとも思いますね。(飾り棚の余裕が…)

01月08日 08:43このコメントを違反報告する

トロ

トロ
こんばんは。 次は何かなと思っていましたが凄いのが始まりましたね。
パーツ集めも抜かりなく、これからの投稿を楽しみにしています。

01月08日 18:51このコメントを違反報告する

Toyohata

Toyohata

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トロさん
おはようございます。ちょっと変わった艦に興味惹かれるToyohataで御座います(笑)
飾り棚の1/350多国籍艦隊は現在、日英仏独伊と集まりまして、これにソ(露)が加わることとなります。残るは米艦。さて何をチョイスしましょうか?
アフターパーツの根幹を成すエッチングなのですが、同型艦用のそれはまだほとんど用途が見出せていません。凄く細かいパーツが所狭しと並んでいるのにそれが何か分からず使えていないのには忸怩たる思いがあります。多分あと数日でマラートの資料が届くと思うのでそれで何とかなるでしょうか… という現状です。
またこの日誌を応援くださいね。いつもコメントありがとうございます。

01月09日 10:28このコメントを違反報告する


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