Question
いつでもOK 水性塗料とラッカー系
- プラモデル
- 塗装
- ラッカー系塗料による塗装
もっぱら、ラッカー系の塗料を使用しています。今回、水性塗料(アクリル系?)との併用について詳しい方、教えてください。
ラッカー系(Mr.カラーなど)とエナメル系塗料においては、次のような関係だったと理解しています。
○エナメル系をラッカー系の上に塗る
×ラッカー系をエナメル系の上に塗る
さて、水性塗料(アクリル系)については、どういった関係なのか。
もしくは、水性塗料の上手い使い分けなどあればおしえてくださいませ。
ラッカー系(Mr.カラーなど)とエナメル系塗料においては、次のような関係だったと理解しています。
○エナメル系をラッカー系の上に塗る
×ラッカー系をエナメル系の上に塗る
さて、水性塗料(アクリル系)については、どういった関係なのか。
もしくは、水性塗料の上手い使い分けなどあればおしえてくださいませ。
この質問の回答 8
Answer 001
私も塗料を選ぶときに迷ったことがあるので、調べたことがあります。
たしか下地塗料を何にするかで、以下のような関係になったと記憶しています。
【下地がラッカー系塗料の場合】
ラッカー系:よく乾いていれば上塗りOK
水性アクリル系:上塗りOK
エナメル系:上塗りOK
【下地が水性アクリル系塗料の場合】
ラッカー系:上塗りNG
水性アクリル系:よく乾いていれば上塗りOK
エナメル系:上塗りOK
【下地がエナメル系塗料の場合】
ラッカー系:上塗りNG
水性アクリル系:上塗りOK
エナメル系:よく乾いていれば上塗りOK
たしか下地塗料を何にするかで、以下のような関係になったと記憶しています。
【下地がラッカー系塗料の場合】
ラッカー系:よく乾いていれば上塗りOK
水性アクリル系:上塗りOK
エナメル系:上塗りOK
【下地が水性アクリル系塗料の場合】
ラッカー系:上塗りNG
水性アクリル系:よく乾いていれば上塗りOK
エナメル系:上塗りOK
【下地がエナメル系塗料の場合】
ラッカー系:上塗りNG
水性アクリル系:上塗りOK
エナメル系:よく乾いていれば上塗りOK
Answer 002
Answer 003
水性塗料(アクリル系)について、私の認識(ん?硬い表現ですね)をお話します。
これまた私の知る限りなので不足や間違いがあるかもしれませんが、
「あの人はあんな事言ってたなぁ」程度にお聞きください。
(のわりには長文になってしまいすみません)
そもそも模型用の塗料としてラッカー系、エナメル系、水性(アクリル系)と呼称されることで、どれがどれ?と困惑されると思いますが、そもそもこの全てが「合成樹脂塗料」であり、その合成樹脂が「アクリル」です。
でも、アクリル樹脂って常温では硬質ですよね?
そうです。なので、それをどうやって顔料(色を付ける材料)を混ぜて液状の塗料にするかで分かれているのです。
で、一番強力なのが「ラッカー系」です。昔はよく「シンナー」と呼ばれましたが、アセトンとか、メチルエチルケトンと言った非常に揮発性の高い溶剤で、文字通りアクリル樹脂を溶かしています。(シンナーとは有機溶剤の総称です)
なので「溶剤が揮発して固まる」性質となり、他のエナメル系や水性(アクリル系)の下地として塗装することは出来ても、上塗りしてしまうとそれぞれの塗料を溶かしてしまいます。
次に強いのがエナメル系です。溶剤は灯油になるので、揮発性はあまり高くありません。なので「ゆっくり固まる」性質となります。
この「ゆっくり固まる」が、所謂「筆塗りに適している」や「塗装面が平滑で光沢がある」事につながります。
これは塗った時の「筆跡」が、乾く前に平滑面になる事によります。
そして、上記2種が「アクリルを溶かす」のに対して「水性」は「アクリルを柔らかくする“可塑剤”を大量に混ぜている」ことで塗料としていて、その可塑剤が大気中に飛散することで固まります。
なので希釈するのに「水」を使用することが出来ますが、より揮発性を高めるために(水溶性の)アルコールを使用するため「一番弱い」と言われる訳です。
これらの一番判りやすい比較方法として、タミヤのそれぞれの溶剤の匂いを嗅ぐと…
ラッカー溶剤=刺激臭(くれぐれも嗅ぎすぎ厳禁です)
X-20A アクリル塗料(溶剤)=消毒液のような臭い
X-20 エナメル塗料(溶剤)=灯油臭い
…となります。
さて「筆塗りに適しているのは?」となると先ほどエナメル塗料で触れたように「塗料が固まる時間が長い」方が適しています。そのことから揮発性の強い「ラッカー系は不向き」と言われますが、それを補うのが「リターダー」という乾燥速度を遅くさせる添加剤があります。(もともと遅いエナメル系には必要ありません)
これを適量混ぜることで「筆跡」が残りにくくなりますし、平滑面が得やすくなります。
あ、そもそもの塗料の濃度にも注意して下さい。
蓋を開けた時の塗料の濃度は一定ではなく、濃すぎても薄すぎても(って、普通薄くなっていることはないですが)、筆塗りには適しません。溶剤での濃度調整も重要です。
ちなみにですが、この「平滑面を得る」ことはエアブラシでも同じで、あらかじめ溶剤にこのリターダーを混ぜてあるのがクレオスの「Mr.カラーレベリングうすめ液」です。
と言うことで長々書き込んでしまいましたが、ご参考にして頂ければ幸いです。
Enjoy Hobby Life !
これまた私の知る限りなので不足や間違いがあるかもしれませんが、
「あの人はあんな事言ってたなぁ」程度にお聞きください。
(のわりには長文になってしまいすみません)
そもそも模型用の塗料としてラッカー系、エナメル系、水性(アクリル系)と呼称されることで、どれがどれ?と困惑されると思いますが、そもそもこの全てが「合成樹脂塗料」であり、その合成樹脂が「アクリル」です。
でも、アクリル樹脂って常温では硬質ですよね?
そうです。なので、それをどうやって顔料(色を付ける材料)を混ぜて液状の塗料にするかで分かれているのです。
で、一番強力なのが「ラッカー系」です。昔はよく「シンナー」と呼ばれましたが、アセトンとか、メチルエチルケトンと言った非常に揮発性の高い溶剤で、文字通りアクリル樹脂を溶かしています。(シンナーとは有機溶剤の総称です)
なので「溶剤が揮発して固まる」性質となり、他のエナメル系や水性(アクリル系)の下地として塗装することは出来ても、上塗りしてしまうとそれぞれの塗料を溶かしてしまいます。
次に強いのがエナメル系です。溶剤は灯油になるので、揮発性はあまり高くありません。なので「ゆっくり固まる」性質となります。
この「ゆっくり固まる」が、所謂「筆塗りに適している」や「塗装面が平滑で光沢がある」事につながります。
これは塗った時の「筆跡」が、乾く前に平滑面になる事によります。
そして、上記2種が「アクリルを溶かす」のに対して「水性」は「アクリルを柔らかくする“可塑剤”を大量に混ぜている」ことで塗料としていて、その可塑剤が大気中に飛散することで固まります。
なので希釈するのに「水」を使用することが出来ますが、より揮発性を高めるために(水溶性の)アルコールを使用するため「一番弱い」と言われる訳です。
これらの一番判りやすい比較方法として、タミヤのそれぞれの溶剤の匂いを嗅ぐと…
ラッカー溶剤=刺激臭(くれぐれも嗅ぎすぎ厳禁です)
X-20A アクリル塗料(溶剤)=消毒液のような臭い
X-20 エナメル塗料(溶剤)=灯油臭い
…となります。
さて「筆塗りに適しているのは?」となると先ほどエナメル塗料で触れたように「塗料が固まる時間が長い」方が適しています。そのことから揮発性の強い「ラッカー系は不向き」と言われますが、それを補うのが「リターダー」という乾燥速度を遅くさせる添加剤があります。(もともと遅いエナメル系には必要ありません)
これを適量混ぜることで「筆跡」が残りにくくなりますし、平滑面が得やすくなります。
あ、そもそもの塗料の濃度にも注意して下さい。
蓋を開けた時の塗料の濃度は一定ではなく、濃すぎても薄すぎても(って、普通薄くなっていることはないですが)、筆塗りには適しません。溶剤での濃度調整も重要です。
ちなみにですが、この「平滑面を得る」ことはエアブラシでも同じで、あらかじめ溶剤にこのリターダーを混ぜてあるのがクレオスの「Mr.カラーレベリングうすめ液」です。
と言うことで長々書き込んでしまいましたが、ご参考にして頂ければ幸いです。
Enjoy Hobby Life !
Answer 004
補足です。
このリターダーですが、
クレオスからは「Mr.リターダーマイルド」で
Mr.カラー用(ラッカー系)
タミヤからは「ペイントリターダー (アクリル塗料用)」で
タミヤカラー用(水性)アクリル塗料
になっていますので使い分けてください。
このリターダーですが、
クレオスからは「Mr.リターダーマイルド」で
Mr.カラー用(ラッカー系)
タミヤからは「ペイントリターダー (アクリル塗料用)」で
タミヤカラー用(水性)アクリル塗料
になっていますので使い分けてください。
Answer 007
Answer 006
Answer 005
もうすでに回答が出ているようですが
私は数十年ぶりにモデルを作り始めるに当たりこちらのブログを参考にしました。
基本的なことが沢山説明あり勉強になりました。
http://nekopura.blog43.fc2.com/
私は数十年ぶりにモデルを作り始めるに当たりこちらのブログを参考にしました。
基本的なことが沢山説明あり勉強になりました。
http://nekopura.blog43.fc2.com/
Answer 008