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人形フィギュアのレイアウト構想と設置

【第23回】人形フィギュアのレイアウト構想と設置


人形フィギュアをジオラマベースに固定していきます。少しの設置角度の違いが、メッセージ性に大きな変化をもたらす、楽しい工程です。

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カテゴリ
戦車・軍用車両
製作工程
ジオラマ制作
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ジオラマ仕上げ 

 

ほぼ完成したジオラマベースに、塗装した人形フィギュアを設置します。
ジオラマの臨場感を伝えてくれる人形フィギュアですが、レイアウトするときのポイントとしては、その場でどんな会話や物語が展開されているかという、自分のイメージに基づいて配置することです。

今回のように小さなスケールでたくさんのフィギュアを配置できるのであれば、会話内容や人間同士から生まれるドラマ等、それこそ映画のようなストーリー展開を思い浮かべながら配置します。

逆に、人形フィギュアが少ないような場合や、スペースとして複数の人形フィギュアを設置する余裕がないような場合、フィギュア単体としての見せ方を追求したいような場合には、そこにたたずむ人形フィギュアが内情として、何を考えているかをイメージしながらレイアウトを検討していきます。

イメージが湧きにくい際には、自分が作成したい情景に則った映画や映像作品をご覧いただくと、インスピレーションが得られるかもしれません。

 

瀬川たかし

いきなりランダムに人形フィギュアを設置しようとせずに、会話が成立していそうな人形フィギュアの集団ごとにまとめて、情景への設置レイアウトを検討します。

 

瀬川たかし

避難していた現地住民に、兵士が尋問しているところです。男は戦地へ派兵されていることと設定して、女性と老人の人形フィギュアを選択しました。

 

瀬川たかし

ただ尋問するだけのシーンではパンチに欠けると思ったので、退避していた女性に声をかける、クセのある兵士を設置すること、そしてそんな様子を見て他の兵士が集まってくるさまを再現することで、メッセージ性を強くしました。
「侵略先の女性に声をかける兵士」の画は、映画からヒントを得ています。

 

瀬川たかし

侵攻の際に用いた戦闘後の戦車をあとにして立ち去る乗組員と、状況報告をする戦車長、というイメージで設置しました。戦車兵は将校のスーツではなく、作業着に近い格好の人形フィギュアを選択しています。ポージングについては市販品のフィギュアから一切変更していません。
ちなみに戦車は試験的に設置しているだけで、完成時のモデルとは異なります。

公開日 2015/07/24


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