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コロッサス級

【第113回】コロッサス級  <軽空母>


 コロッサス級航空母艦は、イギリス海軍が第二次世界大戦中に計画した軽空母で、「イラストリアス」級空母をスケールダウンしたような艦である。戦時急造空母として設計されたが、戦後も多くの国の海軍で使用され続け、最終的に2000年代前半まで運用された。

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「コロッサス」級の誕生

▲1951年に撮影されたコロッサス級2番艦「クローリー」。

 イギリス海軍の「コロッサス」級軽空母は第二次世界大戦中に設計された艦である。多くの点で「イラストリアス」級空母をスケールダウンしたような艦だったが、格納庫は一つで、装甲もなく、自衛対空砲も軽装備だった。推進器は基本的には当時の巡洋艦に搭載されていたものの改良版であったが、甲板下部に爆弾や魚雷を被弾した際の影響を最小限に抑えるため、ボイラーと機関室が交互に並べて配置されていた。
 全16隻の建艦が予定されていたが、後期の6隻は一時建艦が中断され、より大型の艦載機を運用できるように改設計された「マジェスティック」級航空母艦として建造された。「コロッサス」級は10隻が建造され、戦後、9隻がイギリス海軍に就役した。「コロッサス」(R61)のみが戦争中の1944年に完成し、翌年3月に太平洋艦隊に加わったが戦闘には参加していない。その後、同艦は1946年にフランス海軍に貸与されて「アロマンシュ」となり、最終的にはフランスに売却された。「パイオニア」(R76)と「パーシュース」(R51)は航空機整備艦として完成し、それぞれ1954年と1958年にスクラップ処分となるまで任務を全うした。

国外での就役

▲朝鮮戦争に参加した「トライアンフ」。仁川上陸作戦では航空支援を務めた。

 本クラスの残りの艦のうち、「ヴェネラブル」は「カレル・ドールマンII」として1948年にオランダに売却された。「ウォリア」はカナダ海軍に貸与された後にイギリス海軍に再就役し、1958年に「インディペンデンシア」としてアルゼンチンに売却された。「ヴェンジャンス」も1952年から1955年にかけてオーストラリア海軍に貸与された後、予備役に編入され、1957年に「ミナス・ゲライス」としてブラジルに売却された。残りの「グローリー」(R62)、「オーシャン」(R68)、「シーシュース」(R64)、「トライアンフ」(R16)は、朝鮮戦争時に戦闘航海に就き、シーファイアF.Mk47、シー・フュリーFB.Mk11、ファイアフライから構成される航空群とともに朝鮮半島沖に展開した。
 「オーシャン」は、1945年12月、初めてジェット機(ヴァンパイア)が着艦した空母として名を馳せた。「グローリー」、「オーシャン」、「シーシュース」は1961年から1962年にかけてスクラップにされたが、「トライアンフ」は7年以上の歳月をかけて重工作艦に改装され、1960年代にはベイラでの哨戒任務に参加した。同艦は1975年に予備役となり、1981年から1982年にかけてスクラップにされたが、これは海上航空兵力が焦点となり、空母の重要性が非常に高まったフォークランド紛争直前のことであった。

諸 元

排水量:基準13,190t、満載18,040t
寸法:全長211.8m、全幅24.4m、吃水7.2m、飛行甲板幅24.4m
推進器:ギアード蒸気タービンで出力40,000馬力を供給し、2軸を駆動
速力:25kt(46km/h)
兵装:(前期型)2lb(40mm)砲24門、20mm砲38〜60門 (後期型)40mm砲17門 (整備艦)2lb砲16門、20mm砲(後に40mm砲)2門
電子機器:タイプ281対空捜索レーダー、後にタイプ277測高レーダーとタイプ293水上捜索レーダーを追加
搭載機:48機

(この記事はワールド・ウェポン<デアゴスティーニ・ジャパン刊>をもとに構成したものです。)
[タイトル写真]U. S. Army/U.S. Marine Corp。

公開日 2022/05/26


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